米4月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.3%、前年比では+8.3%、3月+1.2%、+8.5%からそれぞれ鈍化も伸びは予想を上回った。前年比では40年ぶり最大の伸びを維持。CPIの項目のうち3分の1を占める賃貸は、1991年以降で最大の伸びを示した。



連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注目している燃料や食品を除いたコア指数は前月比+0.6%と、伸びは3月+0.3%から予想以上に拡大。前年比では+6.2%と、3月+6.5%から鈍化も予想を上回った。



エネルギー価格は前月比では下落も前年比では+30.3%。食品は+9.4%。経済活動の再開に伴い航空運賃やホテルなどの旅行関連のコストの上昇が全体指数を押し上げた。



食品:+1%

牛乳:+3.1%

卵:+10.3%

鶏肉:+3%

航空運賃:+18.6%、1963年統計開始以降最大



燃料:−2.7%

ガソリン:−6.1%

アパレル:−0.8%

中古車;−0.4%



予想を上回ったものの、8カ月ぶりに鈍化。3月でインフレがピークに達した可能性も示唆された。また、自動車販売の計算方法が修正されたことも指数の押し上げに繋がっている。同時に、市場予想は上回る伸びとなり、高インフレが制御されないとの懸念も強まりつつある。また、実質平均時給は前月比+0.3%にもかかわらず、インフレ調整後の実質賃金は前月比−0.1%。前年比では‐2.6%。インフレが家計を圧迫している証拠となった。



消費者の74 %は物価上昇を懸念しているとの調査結果もある。

米10年債利回りも最近の昇も5月初旬につけた3.2%には達せず。むしろ、経済の成長減速や金融市場のハードランディングへの脅威が強まりつつある。