連邦準備制度理事会(FRB)は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)でも景気下方リスクを認識しつつも、高インフレへの対処を最優先としている方針を再確認した。ペースを鈍化させるものの、年内はインフレ対処の追加利上げを続ける見通し。4−6月期の国内総生産(GDP)の結果はむしろ、パウエル議長、FOMCの想定内、思い通りで、この先、インフレの鈍化につながり、9月0.75%の追加利上げを避けられると見られている。ただ、FRBが大幅利上げを実施するきっかけとなったインフレ期待の鍵となるエネルギー価格の上昇は政府の政策による影響が大きく、エネルギー価格が簡単に下落していくとは思えない。インフレも簡単に収束するとは考えににくく、FRBも高インフレ対処を優先した利上げを継続することになる。大幅利上げは避けられそうだが、利上げは継続することになる。



エネルギー価格が高止まりし、高インフレ対応を最優先にした利上げが過剰となり、今後の米国経済を損傷するリスクは警戒される。