米労働省が発表した6月JOLT求人件数は1069.8万件となった。3カ月連続の減少で、予想を下回り昨年9月来の低水準となった。求人率(Job openings rate)は6.6%と、5月6.9%から低下。また、採用者数は637.4万人と、21年5月来で最低で、4カ月連続で減少。採用率(Hiring rate)は4.2%と5月4.3%から低下した。



労働市場の自信をあらわすとして注目される自主退職者数は3.7万人減の423.7万人と、2021年10月来で最低。労働市場も明らかに減速を見せている。



解雇は130万人、解雇率(Layoffs/discharges rate)も0.9%と前月とほぼ変わらずとなった。



ただ、連邦準備制度理事会(FRB)高官は労働市場は減速も依然ひっ迫が続いており利上げ軌道を維持すべきとの見解を変えていない。メスター・クリーブランド連銀総裁も、米国経済は景気後退に陥っておらず、労働市場は非常に健全で、物価安定を目指した利上げを続けるべきとの考えを示した。



■雇用たるみダッシュボード



◎金融危機前に比べ状態が改善        パンデミック: 金融危機前水準と比較

6月求人率(Job openings rate):6.6%(5月6.9% )     4.4%, 3%

6月退職率(Quits rate):2.8%(5月2.8%)          2.3%: 2.1%

6月解雇率(Layoffs/discharges rate):0.9%(前月0.9%,前年1.0%)  1.2%

6月雇用者数(Nonfirm payrolls):+37.2万人(5月+38.4万人) +25.1万人,+16.18万人

6月採用率(Hiring rate):4.2%(5月4.3%)         3.8%

6月失業率(Unemploynent rate):3.6%(5月3.6%)     3.5%, 5%

6月広義の失業率(U-6):6.7%(5月7.1%)         7.0%, 8.8%



◎金融危機前に比べ状態悪化

6月労働参加率:62.2%(5月62.3%)               63.4%, 66.1%

6月長期失業者数(15週以上):35.4%(5月34.5%)        19%