今週は連邦公開市場委員会(FOMC)終了で、連邦準備制度理事会(FRB)高官がイベントや講演を予定しており、今後のFRBの利上げ軌道を確認するため発言に注目が集まる。FRBがインフレ指標として重要視している最新8月PCEコアデフレーターの結果やインフレ期待指数として注目の9月ミシガン大消費者信頼感確定値での長期期待インフレ動向に注目。8月PCEコアデフレーターは前年比+4.7%と、7月から伸び小幅拡大が予想されている。FRBの力強い利上げを後押しする結果となると、ドル買いが継続する。



FRBの積極的な利上げを筆頭に、世界各国中銀が大幅利上げを実施。FRBは9月FOMCで市場の予想通り3会合連続で0.75%の利上げを決定し、政策金利(フェデラルファンドFF金利の誘導目標)を、3.00-3.25%に決定した。注目となっていたスタッフ予測において、金利見通しが大幅引き上げられた。22年は6月の3.4%から4.4%。23年4.6%、24年3.9%にそれぞれ引き上げ。年内あと2回のFOMC会合で、100BP近く引き上げ、来年第1四半期にも0.25%の利上げが予想されている。パウエル議長も主要なメッセージはジャクソンホール会合から変わっていないと、インフレ抑制のための力強い利上げを来年も継続する計画を明確化しており、大幅利上げを織り込み長期金利が上昇。ドル買いも継続すると見る。一方で、ポンドが急落しポンド・ドルは1985年来の安値を更新。年末までにパリティをつけるとの見通しが広がるなど、世界の通貨市場の混乱はリスクとなる。



■今週の主な注目イベント



●米国

26日:8月シカゴ連銀全米活動指数、コリンズ米ボストン連銀総裁、ボスティック米アトランタ連銀総裁が講演、メスター米クリーブランド連銀総裁が経済見通しを巡る討論会参加

27日:8月耐久財受注、7月FHFA住宅価格指数、7月S&P20都市住宅価格指数、9月コンファレンスボード消費者信頼感、9月リッチモンド連銀製造業指数、8月新築住宅販売件数、パウエルFRB議長が仏中銀のトークンに関するセミナーで講演、エバンズ米シカゴ連銀が経済、金融政策見通しを巡り討論会に参加、ブラード米セントルイス連銀総裁がBISフォーラム参加

28日:8月前渡商品貿易収支、8月中古住宅販売仮契約、デイリー米サンすファンシスコ連銀総裁講演、ボスティック米アトランタ連銀総裁、エバンズ米シカゴ連銀総裁が経済や金融政策の見通しを協議

29日:4-6月期GDP確定値、週次新規失業保険申請件数、メスター米クリーブランド連銀総裁がインフレを巡る同連銀主催の討論会参加

30日:8月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、9月シカゴPMI、9月ミシガン大消費者信頼感確定値、ブレナードFRB議事、ウィリアムズNY連銀総裁が講演





●欧州

26日:独IFO企業景況感指数、ラガルドECB総裁が欧州議会証言

27日:デギンドスECB副総裁がBISフォーラム参加

28日:ラガルドECB総裁あいさつ

29日:独CPI、ユーロ圏経済信頼感指数、消費信頼感

30日:ユーロ圏CPI、失業率、仏CPI、独失業率



●日本

26日:じぶん銀PMI

27日:安倍前首相の国葬

28日:先行指標

30日:失業率、鉱工業生産、小売売上高、消費者信頼感



●英国

26日:テンレイロ英中銀金融政策委講演

27日:英中銀のチーフエコノミストのピル氏、BISフォーラム参加

30日:GDP



●中国

30日:PMI、財新PMI