今週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)、英中銀や豪準備銀は金融政策決定会合を開催予定で注目される。加えて、米国の10月ISM製造業・非製造業景況指数や雇用統計など重要指標の発表も予定されており、今後のFRBの利上げペースを判断する上で注目。



10月雇用統計では引き続き健全な労働市場が再表明され、追加利上げを正当化する結果が予想されている。FRBは1日、2日にFOMCを開催する。FRBはこの会合で、インフレ高進抑制のため4会合連続で0.75%の利上げを実施する見通し。同時に、今後の利上げペースを協議すると見られ、声明やパウエル議長会見で12月以降の利上げ減速の可能性が示唆されるかどうかに焦点が集まる。



住宅ローン金利の上昇で、特に住宅市場は急激に悪化しすでに景気後退入りしているとの見方も多い。一方で、労働市場は依然強く、追加利上げは必要となるが、急速な利上げが消費に影響するだけでなく、起因した急激なドル高が国内企業の収益に大きく影響、世界金融市場をも脅かすリスクへの懸念も浮上した。何人かのFRB高官は利上げのペースを懸念。利上げ減速を開始すべきとの意見も見られ始めた。中間選挙を控え、イエレン財務長官が国債市場の変動に言及したり、民主党議員が成長を脅かすFRBに過剰な利上げをとどめるよう要請するなどの動きも見られ利上げペース減速に繋がる可能性も否めない。



英国中銀のピルチーフエコノミストは、すでに11月の大幅利上げを示唆している。



■今週の主な注目イベント



●米国

31日:10月シカゴPMI、10月ダラス連銀製造業活動

11月

1日:10月S&P製造業PMI、9月JOLT求人、9月建設支出、10月ISM製造業景況指数

2日:10月ADP雇用統計、FOMC結果発表、パウエル議長会見

3日:9月貿易収支、7-9月期非農業部門労働生産性、単位人件費、週次新規失業保険申請件数、10月S&Pサービス業PMI、10月ISM非製造業景況指数、9月製造業受注

4日:10月雇用統計、



●欧州

31日:ユーロ圏CPI、GDP、ECBエコノミスト、レーン氏講演

11月

2日:ユーロ圏、仏、独、伊PMI、独失業率

3日:サービスPMI、ラガルドECB総裁講演

4日:独、仏、伊サービスPMI、ユーロ圏PPI、独製造業受注、デキンドスECB副総裁



●英

11月

3日:英中銀金融政策決定会合、ベイリー総裁会見サービスPMI



●豪州

11月

1日:豪準備銀政策決定会合



●中国

11月

1日:製造業PMI

3日:財新サービスPMI



●日本

11月

1日:製造業PMI

2日:日銀9月会合議事要旨