米労働省は10月の米消費者物価指数(CPI)を10日に発表する。この結果は12月連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げペースを探る上で注目されている。平均のエコノミスト予想によると、10月のCPIは総合で前月比での伸びは3カ月連続で拡大し、6月以来の高水準に達すると見られており、インフレの抑制が容易ではないことが再表明される公算。一方で、連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として特に注目している変動の激しい燃料や食品を除いたコア指数は9月から伸びの小幅鈍化が予想されている。



短期金融市場では、FRBが4会合連続で0.75%の利上げを実施後、12月FOMCでは0.5%の利上げにとどめることを織り込みつつある。ただ、依然0.75%の利上げ観測も少数派ながら存続。もし、想定通り、コア指数でインフレの鈍化が見られなかった場合、5会合連続の0.75%利上げ観測が強まりドル買いに勢いがつくと見る。



リッチモンド連銀のバーキン総裁は講演で、「FRBはインフレ高進加速やインフレ期待の上昇を容認せず、インフレの2%目標値を達成していく」と、断固とした姿勢を見せた。FRBの利上げ減速の思惑も強いがバーキン総裁はインフレ抑制の闘いにより景気が減速する可能性もあるが、FRBはリスクをとらなければならないと、パウエル議長と同様、力強い利上げを継続する姿勢を崩していない。