米連邦準備制度理事会(FRB)は11月に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。その中で、かなり多数の参加者が利上げぺース減速が適切となる可能性が高いと判断したことが明らかになった。金融政策が反映するまでの遅効性を巡る不透明性がある中、利上げペースを遅くすることにより、FOMCが目標への軌道見直しにおいて判断がよりし易くなる可能性に言及。



ただ、ペースの減速、イコール、利上げ終了ではない。議事要旨では、金融政策が十分に引き締め域に近づく中、参加者は利上げのペースよりも最終的なFF金利水準がより重要と強調。参加者は概ね、インフレ見通しリスクが引き続き上方に傾斜と指摘しており、2023年の利下げは現状で困難と見られる。多くの参加者はインフレを抑制するための利上げにおいて、政策金利のFFの最終的な水準を巡りかなりの不透明感があると指摘している。FRBは今まで想定されていた以上の水準まで、利上げを続ける可能性も出てきた。



ピーク金利が従来想定された水準より高いとの認識となっており、現状で、利上げ終了までにはかなりの道のりがあると見られ、ドルピークと見るのも時期尚早か。パウエル議長も11月FOMC後の会見で、この点を強調。来週30日に予定されているパウエル議長のイベントでの発言も利上げを断固として推進する方針が示されると見られる。



短期金融市場ではあと少なくとも100BPの利上げで、FRBが少なくとも政策金利であるFF金利誘導目標を5%まで引き上げることを織り込んだ。



■短期金融市場

12月50BP 81%

2023年

2月50BP 70%