今週は、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演に注目が集まる。そのほか、11月消費者信頼感指数、7-9月期国内総生産(GDP)確定値、全米の製造業活動を示す11月ISM製造業景況指数、11月雇用統計などの重要経済指標に加えFRBがインフレ指標として注視しているPCEコアデフレーターの発表を控える。また、FRBは12月連邦公開市場委員会(FOMC)金融政策決定の材料となるベージュブック(地区連銀景況報告)の発表を予定しており注目となる。



FRBは11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の中で、かなり多数のメンバーが利上げ減速が適切となる可能性が高いと判断したことが明らかになりドル売りに繋がった。雇用やコアデフレーターの結果や議長の発言が利上げ減速を後押しする内容になるかどうかに焦点が集まる。雇用統計は労働市場が依然ひっ迫している証拠が予想され、FRBの利上げ継続を後押しすると見られる。



FRBが11月FOMCでハト派声明を発表後、議長は会見で、インフレは高過ぎ、利上げ終了への道のりは遠く、最終的なピーク金利が従来想定されていた水準を上回る可能性を指摘するタカ派的な発言を行った。30日の講演で、議長がタカ派姿勢を繰り返すとドル買いが再燃することになる。



■今週の主な注目イベント



●米国

28日:11月ダラス連銀製造業活動、ウィリアムズNY連銀総裁が講演、ブラード米セントルイス連銀総裁がインタビュー

29日:9月FHFA住宅価格指数、9月S&P20都市住宅価格指数、11月コンファレンスボード消費者信頼感指数

30日:11月ADP雇用統計、10月前渡商品貿易収支、7-9月期GDP改定値、11月MNIシカゴPMI、10月中古住宅販売仮契約、10月JOLT求人件数、ベージュブック、パウエル議長講演、ブラウンFRB理事、クックFRB理事が討論会参加

12月

1日:10月個人所得・支出、PCEコアデフレーター、週次新規失業保険申請件数、11月製造業PMI、11月ISM製造業景況指数、バーFRB副議長講演

2日:11月雇用統計、エバンス・シカゴ連銀総裁講演



●欧州

28日:ラガルドECB総裁講演

29日:独CPI、ユーロ圏景気信頼感、消費者信頼感指数、デキンドスECB副総裁イベント参加、ショナーベルECB専務理事講演

30日:ユーロ圏CPI、仏CPI、GDP、独失業率

12月

1日:ユーロ圏、仏PMI、ユーロ圏失業率、レーン氏基調演説

2日:PPI、ラガルドECB総裁イベント参加、デギンドスECB副総裁講演



●中国

30日:PMI

12月

1日:財新PMI



●日本

29日:失業率、小売売上高

30日:鉱工業生産

12月

1日:じぶん銀PMI、黒田日銀総裁講演

2日:自動車販売



●英国

29日:英中銀マンMPC委、財政・金融政策問題を巡る討論会参加

30日:英中銀、チーフエコノミスト、ピル氏がサミットに参加

12月

1日:インフレ統計、製造業PMI