NYの視点:米製造業リセッション域、FRBの利上げ減速の思惑でドル200DMA割れ
■米11月ISM製造業:49.0(10月50.2)
支入れ価格:43.0(46.6)
新規受注:47.2(49.2)
雇用:48.4(50)
生産:51.5(52.3)
受注残:40.0(45.3)
入荷遅延:47.2(46.8)
在庫:50.9(52.5)
顧客在庫:48.7(41.6)
輸出:48.4(46.5)
輸入:46.6(50.8)
米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視しているコアPCE価格指数が前年比+5.0%と9月+5.2%から伸びが鈍化したことも利上げペース減速を支援する。
ドル指数は104.66まで下落し、重要な節目である200日移動平均水準(DMA)の105.52を割り込んだ。FRBのパウエル議長が過剰な利上げを回避する目的で利上げ減速する姿勢を示したため長期金利が低下、ドルの売り戻しが加速したが、200DMA割れは21年6月以来となる。今後は、ドルが確実に下落基調に転換するかどか確認していくことになる。