5月1日−12日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。



■1日(月)午後11時発表予定

○(米) 4月ISM製造業景況指数-予想は46.8

参考となる3月実績は46.3で2020年5月以来の低水準。新規受注の急低下が要因。4月については新規受注の大幅な伸びは期待できないため、3月実績をやや上回る水準にとどまる見込み。



■3日(水)日本時間4日午前3時結果判明

○(米)連邦公開市場委員会(FOMC)会合-予想は0.25ポイントの利上げ

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は前回会合後の記者会見で「信用条件の引き締まりは利上げと同等以上に効果がある」と述べている。3月FOMCの議事要旨では、多くのメンバーがFF金利の判断を下方修正したことが判明している。5月会合では0.25ポイントの利上げが決定され、6月以降は利上げ停止の可能性がある。



■4日(木)午後9時15分結果発表

○(欧)欧州中央銀行(ECB)理事会-予想は0.50ポイントの利上げ

欧州中央銀行(ECB)は5月の0.50ポイントの利上げを軸に議論を進めているようだ。一部メンバーは0.25ポイントの利上げを主張しているようだが、過去の利上げの効果が完全に表れていないため、今回の理事会では0.25ポイントの利上げにとどまる可能性がある。



■5日(金)午後9時30分発表予定

○(米)4月雇用統計-予想は非農業部門雇用者数は前月比+17.5万人、失業率は3.6%

3月はレジャー・接客業、政府部門などの雇用者数が増加したものの、製造業は減少。4月については、引き続きレジャー・接客業など複数の業種で雇用者数が増加する可能性が高い。ただ、失業率は若干上昇する可能性がある。



○その他の主な経済指標の発表予定

・5月2日(火):(欧)ユーロ圏4月消費者物価コア指数

・5月4日(木):(米)3月貿易収支

・5月9日(火):(中)4月貿易収支

・5月10日(水):(米)4月消費者物価コア指数

・5月11日(木):(日)3月経常収支、(英)英中央銀行政策金利発表

・5月12日(金):(米)5月ミシガン大学消費者信頼感指数