NYの視点:【今週の注目イベント】米コアPCEデフレーター、パウエルFRB議長タウンホール会合、中国PMI、など
8月コアPCEデフレーターは7月に伸びが拡大したのち、再び鈍化し、21年9月来の4%割れが予想されている。FRBの利上げが奏功し、インフレが遅いペースながらも鈍化傾向にある一方で、 4−6月期国内総生産(GDP)確定値は改定値の2.1%成長から2.2%成長に上方修正される見通し。FRBのメンバーは今年、来年の成長見通しも引き上げており、経済の成長が予想以上と指摘。インフレの鈍化が滞ったり、もしくは予想以上の成長率に上方修正された場合は、年内の追加利上げ観測が強まり、一段のドル買いにつながる可能性がある。
そのほか、パウエルFRB議長は教育者とのタウンホール会合を主催する。また、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がイベントで講演を予定しており、発言などに注目が集まる。
■今週の主な注目イベント
●米国
25日:9月シカゴ連銀全米活動指数、ダラス連銀製造業活動
26日:9月フィラデルフィア連銀非製造業活動、7月FHFA住宅価格指数、7月20都市住宅価格指数、8月新築住宅販売、9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、9月リッチモンド連銀製造業指数
27日:8月耐久財受注、8月製造業受注
28日:4−6月期国内総生産(GDP)確定値、週次失業保険申請件数、8月中古住宅販売仮契約、パウエル議長は28日にタウンホールミーティングを主催
29日:8月卸売り在庫、8月個人所得・支出、コアPCEデフレーター、9月シカゴPMI、9月ミシガン大消費者信頼感指数(29日)
●IAEAウィーンで会合
●欧州
25日:独IFO企業景況感指数
28日:ユーロ圏消費者信頼感
29日:ユーロ圏、仏CPI、ラガルドECB総裁はイベントで講演
●中国
29日:財新製造業・サービス業PMI、
●日本
27日:7月会合議事要旨公表
29日:失業率、東京CPI、鉱工業生産、小売売上高
●英
29日:GDP