米国経済には若干減速の兆しが見られ始めた。米コンファレンスボードが発表した10月消費者信頼感指数は102.6と、9月104.3から低下し5月来の低水準となった。しかし、予想100.5を上回った。



■米10月消費者信頼感指数

●雇用

現況

十分:39.4(39.7)

不十分:47.5(46.1)

困難:13.1(14.2)



6カ月先

増加:16.0(16.2)

減少:19.0(18.9)

不変:65.0(64.9)



●所得

増加:15.6(17.9)

減少:13.0(14.1)

不変:71.4(68.0)



連邦準備制度理事会(FRB)は11月連邦公開市場委員会(FOMC)で2会合連続で政策金利を据え置き、今までの利上げによるインフレや経済への影響をさらに見直していく公算。最近の長期債利回りの上昇を巡る判断などにも注目が集まる。ただ、労働市場が減速傾向にあるとはいえ依然底堅く、米国経済の7割を占める消費を支援しており、追加利上げの選択肢も残す可能性が強い。



中国の10月製造業PMIが予想外に再び景気後退域に落ち込んだほか、ユーロ圏の7−9月期経済が予想外のマイナスに落ち込むなど、世界経済の急速な鈍化の影響が果たして今後、米国経済にも波及するかどうかに注目が集まる。米国経済が景気後退を回避し、一人勝ちとなると、ドル買いをさらに支援することになる。