今週は、米連邦準備制度理事会(FRB)が11月開催分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、欧州中央銀行(ECB)が10月定例理事会の議事要旨を公表する予定で注目が集まる。両中銀とも、利上げ終了、来年のほぼ1%近くの利下げが短期金融市場では織り込まれつつある。そのほか、米欧英のPMIやドイツの国内総生産(GDP)で景気動向を見極め。さらに、日本は消費者物価指数(CPI)発表を予定しており、緩和策終了の可能性を探る。



FRBは11月会合で、2会合連続で政策金利据え置きを決定。パウエル議長は長期金利の上昇により追加利上げの必要性を弱めるとの他のFRB関係者の見解に同意を示したものの、インフレは目標値である2%にはまだほど遠いとの見解を維持し、追加利上げの可能性も完全には排除しなかった。政策金利を据え置くことで、過去の大幅利上げによるインフレや経済への影響を見極めていく姿勢を再表明。ただ、最新のインフレ指標は鈍化傾向を証明。さらに、雇用統計で失業率が上昇傾向にあり4%に近づいたほか、週次新規失業保険申請件数でも継続受給者数が8週連続で増加し2年ぶり高水準に達し労働市場のひっ迫緩和も徐々に明らかになり始めたため、短期金融市場では利上げ終了を完全に織り込んだ。



■今週の主な注目イベント

●米国

20日:10月先行指数

21日:10月シカゴ連銀全米活動指数、10月中古住宅販売件数、FOMC議事録公表

22日:週次新規失業保険申請件数、10月耐久財受注、11月ミシガン大消費者信頼感指数

23日:感謝祭で休場

24日:11月製造業・サービス業PMI



●欧州

21日:欧州委、EU予算案、ラガルドECB総裁と独財務相がインフレ対処を巡り講演

22日:ユーロ圏消費者信頼感

23日:ユーロ圏製造業・サービス業PMI、独・仏製造業PMI、ECB10月理事会議事要旨公表

24日:独GDP、ラガルドECB総裁が講演



●中国

20日:1年物、5年物プライム



●英国

20日:英中銀ベイリー総裁講義

22日:ハント財務相、秋の声明発表、停滞する英国経済の底入れに焦点

23日:製造業PMI



●日本

24日:CPI