19日のドル・円相場は、東京市場では111円88銭から112円23銭で推移。欧米市場でドル・円は112円17銭から111円56銭まで反落し、111円91銭で取引を終えた。



本日20日のドル・円は112円前後で推移か。日本銀行の金融政策は現状維持と予想されているが、黒田日銀総裁の会見内容を確認する必要がある。そのため、金融政策が現状維持でもリスク選好的なドル買い・円売りが大きく広がる可能性は低いとみられる。



米トランプ政権と中国政府の「経済対話」は19日に始まった。報道によると、ロス米商務長官は、中国との間で始まった閣僚レベルの「経済対話」で、「より公正な方向に両国の貿易関係を見直す必要がある」と述べた。ロス米商務長官は中国に対して、米国の貿易赤字の削減に向けて、具体的な対応を求めたようだが、中国側は両国の協力が最善の道だと答えた。



米貿易赤字の約半分は対中貿易赤字であることから、市場関係者の間ではトランプ政権は不均衡を是正するために多くのことを中国政府に要求する可能性があるとみられている。今年1-6月期の中国経済は前年比+6.9%と計画を上回る伸びとなったが、輸出促進に注力しなくても個人消費やインフラ投資の拡大に注力することで2017年の政府目標である6.5%程度の経済成長を達成することは十分可能との見方が多いようだ。そのため、人民元相場には今後上昇圧力が加わるのではないか?との思惑が浮上している。