20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は続伸、インデックス主導のなか、中小型株については手掛けづらく

・ドル・円は112円05銭、112円回復、異次元緩和維持にらみ円売り先行

・富士ソフSBや安永などがストップ高





■日経平均は続伸、インデックス主導のなか、中小型株については手掛けづらく



日経平均は続伸。71.28円高の20092.14円(出来高概算8億5000万株)で前場の取引を終えている。米株高の流れを受けて小幅に続伸して始まった日経平均は、その後もじり高基調が続いており、前場半ばには一時20100円を回復する場面をみせている。セクターでは水産農林、鉱業、石油石炭、化学、証券が上昇。半面、下落は海運の1業種のみだった。東証1部の値上がり数が1400を超えており、全体の7割を占めている。



指数インパクトの大きいところでは、TDK<6762>、中外薬<4519>、東エレク<8035>、富士フイルム<4901>が堅調。一方でファーストリテ<9983>、京セラ<6971>が重石となっている。売買代金上位ではアンジェス<4563>、トヨタ自<7203>が上昇。一方で任天堂<7974>が一服となっている。



インデックスに絡んだ商いを中心に幅広い銘柄が上昇しており、日銀会合の結果を前に、足元の調整に対する自律反発をみせている状況に映る。サプライズは期待していないものの、日銀会合の結果が予想の範囲内ともなれば、利益確定に向かわせてくる可能性がある。また、黒田総裁の会見を見極めたいとのムードも強く、日経平均は5日、25日線を挟んでのこう着が続こう。一方で、インデックス主導のなか、個人主体の中小型株については手掛けづらくなっている。



また、欧州中央銀行(ECB)が金融政策を決定し、ドラギ総裁が記者会見する。ECB理事会では金融緩和策で続けてきた資産買い入れについて、段階的に縮小して行く方針がコンセンサス。ドラギ総裁会見での発言が、円安を後押しするとの思惑もあり、為替の動向を睨みながらの展開といったところか。円相場がこう着となれば、大引けにかけて利益確定が優勢となる可能性も意識しておきたい。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は112円05銭、112円回復、異次元緩和維持にらみ円売り先行



ドル・円は一時112円台を回復。日銀金融政策決定会合の終了待ちのなか、「異次元緩和」の継続を見込んだ円売りがドルを小幅に押し上げたもよう。また、堅調地合いの続く日経平均株価も、ドル買い・円売りを支援しているようだ。



ここまでのドル・円の取引レンジは111円77銭から112円06銭、ユーロ・円は128円81銭から129円08銭、ユーロ・ドルは1.1511ドルから1.1533ドルで推移した。



12時15分時点のドル・円は112円05銭、ユーロ・円は129円05銭、ポンド・円は145円93銭、豪ドル・円は88円98銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・富士ソフSB<6188>や安永<7271>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます





■経済指標・要人発言



・山本地方創生相

「獣医師会側の思い込みと私の発言を混同したものであり、正確ではない」

(昨年11月、は日本獣医師会の幹部に「愛媛県今治市」「加計学園」の具体名や自治体の負担額を示して獣医学部の新設方針を伝えたとする同会の面会記録について)





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・13:30  全産業活動指数(5月)  -0.8%  2.1%



<海外>

・15:00  スイス・貿易収支(6月)    34億スイスフラン

・15:00  独・生産者物価指数(6月)  2.3%  2.8%