20日のドル・円相場は、東京市場では111円77銭から112円32銭で推移。欧米市場でドル・円は112円42銭から111円48銭まで反落し、111円88銭で取引を終えた。



本日21日のドル・円は112円前後で推移か。米長期金利の伸び悩みやトランプ政権に対する警戒感は消えていないことから、リスク選好的なドル買い・円売りはやや抑制される可能性がある。



欧州中央銀行(ECB)は20日に開いた理事会で金融政策の現状維持を決定した。市場参加者のほぼ全員が現状維持を予想していたが、ドラギECB総裁は会見で「ユーロ圏経済の拡張が引き続き力強くなっている」、「こうした拡張はセクター、地域にわたり拡大している」との見方を示した。



ドラギ総裁は「フォワードガイダンスの変更はないとのメッセージを発すること、将来的な変更について討議する具体的な日程は設定しないことで、全会一致している」と述べたが、市場関係者の多くは9月7日の理事会で金融緩和策の縮小について議論する可能性が高いと予想している。



金融緩和策の早期縮小への思惑でユーロ・ドルは2015年8月以来となる1.1658ドルまで買われた。米トランプ政権の不確実性が再び高まっていることもユーロ買い材料となっていたようだが、ユーロ圏の金利先高観が台頭したことから、米ドルなどの主要通貨に対するユーロ売りポジションを縮小する動きが今年後半にかけて拡大する可能性がある。