■NY株式:ダウ31ドル安、利益確定の売りが広がる



米国株式相場は下落。ダウ平均は31.71ドル安の21580.07、ナスダックは2.25ポイント安の6387.75で取引を終了した。複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)の決算内容が嫌気され、売りが先行。本日は経済指標の発表がない中、原油相場や国債利回りの下落に加えて、昨日まで週を通じて上昇したS&P500指数やナスダック総合指数に利益確定の動きが広がり、終日軟調推移となった。セクター別では、商業・専門サービスや耐久消費財・アパレルが上昇する一方で自動車・自動車部品やエネルギーが下落した。



原油相場の下落でチェサピーク・エナジー(CHK)や深海油田開発のトランスオーシャン(RIG)などエネルギー銘柄が軟調推移。オークションサイトのイーベイ(EBAY)は7-9月期の利益見通しが予想を下回り、下落。一方で、カード決済ネットワークのビザ(V)は決算内容が好感され、上昇。複合企業のハネウェル・インターナショナル(HON)は通期の売上高見通しを引き上げ、堅調推移となった。



タンカー調査会社のペトロ・ロジスティクスは、7月のOPEC(石油輸出国機構)原油供給量が、昨年12月以来の高水準となるとの見通しを示した。現在、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、ナイジェリアで過剰供給となっている。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:トランプ米政権の経済政策実施に懐疑的見方



21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円56銭から111円01銭まで下落し111円12銭で引けた。ロシア絡みの問題が深刻化するなか、リーガルチームやプレスチームが一新されるなど混乱が続き、トランプ政権が掲げている経済政策の実施が遅れるとの懸念を受けたドル売りが継続。



ユーロ・ドルは、1.1635ドルから1.1683ドルまで上昇し1.1663ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)による速やかな緩和策縮小の思惑が根強く、ユーロ買いが続いた。ユーロ・円は、129円88銭から129円50銭まで下落。リスク回避の円買いが強まった。ポンド・ドルは、1.2959ドルへ下落後、1.3011ドルへ反発。ドル・スイスは、0.9498フランから0.9439フランへ下落した。



■NY原油:反落で45.77ドル、7月のOPEC生産量増加の報告を嫌気



NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:45.77 ↓1.15)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比-1.15ドルの45.77ドルで取引を終えた。21日から中心限月は9月限に移行した。7月の石油輸出国機構(OPEC)の生産量は今年最大となる可能性があるとの見方から、原油先物は軟調に推移した。





米国、リビア、ナイジェリアの生産量は抑制されていないとの懸念や、エクアドルは歳入を増やすために年末まで原油の生産量を引き上げるとの見方があることから、原油先物の上値は重くなっている。為替相場がユーロ高・ドル安に振れたことも原油先物相場に対する支援材料となったようだ。





原油需要の大幅な増加は当面期待できないことから、市場関係者の間では供給超過の状態がすみやかに解消されることは難しくなったとの見方が広がっている。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  23.80ドル -0.14ドル(-0.58%)

モルガン・スタンレー(MS) 46.59ドル +0.08ドル(+0.17%)

ゴールドマン・サックス(GS)220.18ドル -2.12ドル(-0.95%)

インテル(INTC)      34.73ドル -0.02ドル(-0.06%)

アップル(AAPL)      150.27ドル -0.07ドル(-0.05%)

アルファベット(GOOG)   972.92ドル +4.77ドル(+0.49%)

フェイスブック(FB)    164.43ドル -0.10ドル(-0.06%)

キャタピラー(CAT)     106.59ドル -0.73ドル(-0.68%)

アルコア(AA)       36.62ドル -0.10ドル(-0.27%)

ウォルマート(WMT)     76.15ドル +0.13ドル(+0.17%)

スプリント(S)       8.53ドル +0.15ドル(+1.79%)