24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:全般こう着のなか、決算を手掛かりとした個別物色へ

■外資系証券の注文動向:差し引き220万株の買い越し

■前場の注目材料:新日鉄住金、7割増益、今期経常3期ぶり増、値上げが浸透





■全般こう着のなか、決算を手掛かりとした個別物色へ



24日の日本株市場は売り先行の展開になりそうだ。21日のNY市場は、ゼネラル・エレクトリックの決算内容が嫌気されたほか、原油相場の下げの影響もあり、利益確定の流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の19980円、円相場は1ドル111円10銭辺りと円高に振れて推移しており、これにさや寄せする格好となろう。



今週は国内でも本格化する4-6月期の決算発表を含めて、注目イベントが多く予定されている。まずは、25-26日に開催されるFOMCに関心が集まろう。政策変更がない限りは、経済・物価見通しやイエレンFRB議長の記者会見はなく、焦点は声明文の変更となる。FOMC待ちの中でこう着感が強まりやすく、日経平均は2万円処での攻防といったところか。



また、「ロシアゲート疑惑」について、24日にはトランプ大統領の長女の夫であるクシュナー上級顧問が、26日には長男のドナルド・トランプ・ジュニア氏とマナフォート元選挙対策会長がそれぞれ証言をする予定となっている。議会証言の内容次第では、一段と米国政治の停滞に対する警戒感が強まることにもなろう。



物色としては決算を手掛かりとした個別物色になりやすいが、先週の安川電<6506>の決算を受けて設備投資関連への波及がみられていた。省力化投資の流れもあり、引き続き物色が強まる可能性があり、押し目買い意欲も強そうだ。その他、米国FANG銘柄の決算なども引き続き注目だろう。先週はネットフリックスの好決算がナスダック指数をけん引する形となったが、24日にアルファベット、26日にフェイスブックの決算発表が予定されている。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■外資系証券の注文動向:差し引き220万株の買い越し



朝の外資系証券5社経由の注文状況は、売り550万株、買い770万株、差し引き220万株の買い越しとの観測。



07月14日(金):70万株の買い越し

07月18日(火):120万株の売り越し

07月19日(水):130万株の買い越し

07月20日(木):120万株の売り越し

07月21日(金):60万株の買い越し





■前場の注目材料



・VIX指数は低下傾向

・米S&P、ギリシャの格付け見通しをポジティブに引き上げ

・東京五輪、官民投資10兆円

・企業、株主還元からM&A、設備投資など成長投資に軸足

・世界の不動産市場にファンド資金流入

・6月の全国百貨店売上高、2ヶ月ぶりプラス

・安川電急伸、設備投資関連への波及



・三菱電機<6503>、高効率の無線給電装置、EV・住宅でやり取り

・新日鉄住金<5401>、7割増益、今期経常3期ぶり増、値上げが浸透

・パナソニック<6752>、ダイキン<6367>と空調の包括提携解消、個別テーマでは継続

・東芝<6502>、スイス社上場、電力計大手、売却益400億円

・住友商<8053>、カナダ社に出資、木質ペレット供給体制を構築

・武田薬<4502>、米社と創薬研究、シミュレーション技術活用





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・10:00  営業毎旬報告(7月20日現在、日本銀行)



<海外>

・特になし