24日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は続落、個人主体の中小型株が中心に

・ドル・円は110円95銭、下げ渋り、国内勢の押し目買いで

・値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はファナック





■日経平均は続落、個人主体の中小型株が中心に



日経平均は続落。172.46円安の19927.29円(出来高概算7億7000万株)で前場の取引を終えている。21日の米国市場ではゼネラル・エレクトリックの決算内容が嫌気されたほか、原油相場の下げの影響もあり、利益確定の流れとなった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比100円安の19980円、円相場は1ドル111円10銭辺りと円高に振れて推移しており、これにさや寄せする格好から売りが先行。その後、前場半ばには一時19901.88円まで下げ幅を広げる場面もみられている。



東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは、繊維、鉄鋼のみが小幅に上昇しており、保険、その他製品、ゴム製品、石油石炭、陸運、銀行、倉庫運輸、証券、金属、医薬品の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、花王<4452>、東エレク<8035>、KDDI<9433>が重石に。



日経平均はマドを空けての下落となり、直近の安値水準での攻防となっている。ボリンジャーバンドでは-2σ水準であり、一先ず下げ渋りが意識される水準。また、一目均衡表では雲上限レベルまで下げてきており、こちらも下げ渋りが意識されやすい水準であろう。一方で、米国ではロシアとの関係をめぐる疑惑が絶えず政権運営は安定しないなか、米政権への不透明感が懸念されている。円相場は111円処での推移と円高傾向にあり、押し目買いも入れづらい状況である。



その中で、決算を手掛かりとした物色のほか、新興市場の中小型株への物色に向かっており、個人の物色意欲の強さが窺える。日経平均が下げ渋りをみせている状況下では、個人主体の中小型株が中心になりそうだ。ただし、日経平均が一段安となるようだと、さすがに中小型株からも資金流出が警戒される面はある。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は110円95銭、下げ渋り、国内勢の押し目買いで



24日午前の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋り。ドル売り先行となったが。国内勢の押し目買いが観測された。



ドル・円は、前週からのドル売りの流れが続いた。週明けアジア市場では111円台で寄り付いた後、日経平均株価の前週末比100円超の下げを嫌気したドル売り・円買いが強まった。



想定レンジ下限の110円台に落ち込んだことで国内勢の押し目買いが入ったものの、日本株の大幅安でドルの買戻しは限定的となった。



ランタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いており、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いの流れに変わりはなさそうだ。



12時25分時点のドル・円は110円95銭、ユーロ・円は129円51銭、ポンド・円は144円40銭、豪ドル・円は87円87銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・ゲンキー<2772>、児玉化<4222>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます



・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>。





■経済指標・要人発言



・安倍首相

「(加計理事長が)私の地位・立場を利用したことない」

(24日午前の衆院予算委員会の閉会中審査にて)





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・14:00  全国スーパー売上高(6月)    -1.8%

・14:00  民生用電子機器国内出荷(6月)



<海外>

・特になし