25日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は下落、2万円接近では戻り売りスタンスに

・ドル・円111円05銭、反落も111円台は維持

・値下がり寄与トップはKDDI、同2位はTDK





■日経平均は下落、2万円接近では戻り売りスタンスに



日経平均は下落。25.56円安の19950.11円(出来高概算8億株)で前場の取引を終えている。24日の米国市場は国際通貨基金(IMF)が米英の経済成長見通しを下方修正したほか、26日の連邦公開市場委員会(FOMC)の発表を見極めたいとの思惑から積極的な取引が手控えられた。ただ、円相場がやや円高の流れが落ち着いていたことや、前日までの下げに対する自律反発の流れもあり、小幅ながら反発して始まった。その後は一時20036.31円と節目の2万円を回復する場面もみられた。



しかし、FOMCの結果を見極めたいほか、安倍政権に対する不透明感が重しとなるなか、上値追いは慎重となり、こう着感の強い相場展開に。戻りの鈍さが次第に嫌気される中、、日経平均は下げに転じている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターではパルプ紙、空運、水産農林、建設、ゴム製品、不動産、繊維、化学が下落。一方で、石油石炭、証券、輸送用機器、銀行が小じっかりだった。



日経平均は一時2万円を回復するものの、同水準での上値の重さが意識されており、同水準に位置する5日線に上値を抑えられている。2万円を挟んでの攻防のなか、TOPIXもマイナス圏での推移であり、後場は日銀のETF買い入れ期待が下支えになりそうである。もっとも、上値を買い上がる材料はなく、2万円接近では戻り売りスタンスになりやすいだろう。



そのため、物色の流れは中小型株やテーマ性のある材料株等にシフトしやすく、短期的な値幅取り狙いの売買にとどまりそうである。米国ではアルファベット(GOOGL)の時間外の下げの影響が警戒されやすく、やや神経質な相場展開になりやすいだろう。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円111円05銭、反落も111円台は維持



25日午前の東京外為市場で、ドル・円は反落。日本株の下落を背景に円買いに転じたが、ドルは押し目買いで111円台を維持した。



ドル・円は、111円10銭付近で寄り付いた後、日経平均株価の上げ幅拡大を手がかりに上昇し、一時111円34銭まで上昇。前日の取引同様、値ごろ感による国内勢の買戻しが観測されている。



ただ、ドル・円は111円台を維持しているが、日経平均株価が下げに転じて前引けたほか、ランタイムの日経平均先物はマイナス圏推移が続いており、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いの流れに振れやすいようだ。



12時25分時点のドル・円は111円05銭、ユーロ・円は129円40銭、ポンド・円は144円69銭、豪ドル・円は88円04銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・シンワアート<2437>やツナグ・ソリュ<6551>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます



・値下がり寄与トップはKDDI<9433>、同2位はTDK<6762>





■経済指標・要人発言



・日銀金融政策決定会合・議事要旨(6月開催分)

「(2%の物価上昇目標について)金融政策の自由度を奪っている」(ある委員)

「中長期の目標へと柔軟化しつつ、将来の政策金利引き上げにかかわる経済条件を示していくことが適当」(同)





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・特になし



<海外>

・特になし