26日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均2万円固めもこう着感強く、次第に中小型株へ

・ドル・円111円91銭、やや伸び悩み、利益確定売りも

・値上がり寄与トップはファナック、2位はファーストリテ





■日経平均2万円固めもこう着感強く、次第に中小型株へ



日経平均は4営業日ぶりに反発。93.42円高の20048.62円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えている。25日の米国市場は主要企業の決算内容が好感されたほか、原油相場の上昇を受けて買いが先行。予想を上回る経済指標のほか、米上院でヘルスケア協議を進める決定をしたため、トランプ政権による経済政策が実施に向けて前進するとの期待が再燃した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の20060円だった。



シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は節目の2万円を回復して始まると、一時20116.00円まで上げ幅を広げる場面をみせている。ただ同水準に位置する25日線での攻防となるなか、その後はやや上げ幅を縮めている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、若干値下がり数が上回っている。セクターでは非鉄金属、証券、鉱業、鉄鋼、銀行、機械が堅調。半面、水産農林、空運、化学、その他金融、繊維が小安い。



インデックスに絡んだ商いによる影響が大きく、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>、塩野義薬<4507>が日経平均をけん引する格好。一方で、信越化<4063>、NTTデータ<9613>が重しになっている。日経平均は5日、25日線とのレンジ内でのこう着が続いており、2万円をキープするものの、手掛けづらさが意識されそうである。



物色については、決算のほか証券各社による格付けを手掛かりとした物色、さらに、米トランプ政権に対する政策進行への期待が再燃するなか、設備投資関連などへの物色がみられている。その他、日経平均がこう着のなか、中小型株への物色もみられており、決算が通過しているゲーム株等を見直す動きも意識されている。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円111円91銭、やや伸び悩み、利益確定売りも



26日午前の東京外為市場で、ドル・円は伸び悩み。トランプ政策への期待でドル買い先行となったが、その後は利益確定売りに押される展開となった。



ドル・円は、前日の米ヘルスケア法案の審議入り決定を受け、トランプ政権による経済政策への期待からドル買いが強まった。その流れを受け、東京市場も日経平均株価の上昇を手がかりに一時112円を回復した。



ただ、日経平均株価が上げ幅をやや縮小して前引け、ドル買い・円売りは一服。一方、ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続き、日本株高継続を見込んだドル買い・円売りの流れは目先も維持されそうだ。



ここまでのドル・円の取引レンジは111円84銭から112円09銭、ユーロ・円は130円27銭から130円50銭、ユーロ・ドルは1.1638ドルから1.1650ドルで推移した。



12時25分時点のドル・円は111円91銭、ユーロ・円は130円35銭、ポンド・円は145円76銭、豪ドル・円は88円54銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・シンワアート<2437>やテセック<6337>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます



・値上がり寄与トップはファナック<6954>、2位はファーストリテ<9983>



■経済指標・要人発言



・中曽日銀副総裁

「現在の金融緩和を粘り強く推進する」

「物価2%上昇に向けたモメンタムはしっかり維持する」

「物価2%上昇の実現までなお距離がある」



・NZ6月貿易収支:+2.42億豪ドル(予想:+1.50億NZドル、5月:+0.74億豪ドル←+1.03億NZドル)



・豪4-6月期消費者物価指数:前年比+1.9%(予想:+2.2%、1-3月期:+2.1%)



☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・14:00  パソコン出荷(6月)

・決算発表 任天堂、日電産



<海外>

・特になし