27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は続伸、任天堂に資金集中で中小型株物色は絞られる

・ドル・円は110円92銭、下げ渋り、日本株高で円買い一服

・エルミックや日精線などがストップ高





■日経平均は続伸、任天堂に資金集中で中小型株物色は絞られる



日経平均は続伸。43.25円高の20093.41円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えた。26日の米国市場は堅調だったが、円相場がやや円高に振れて推移するなか、シカゴ先物清算値(20000円)にさや寄せする格好から、やや利食い先行で始まった。



しかし、引き続き20000円処での底堅さが意識されるなか、その後はじりじりと下げ幅を縮めると、前場半ばにはプラス圏を回復している。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではその他製品、不動産、空運、食料品が上昇。半面、銀行、海運、保険の3セクターが小幅に下落している。



日経平均は引き続き20000円処での底堅さが意識される半面、25日線辺りに上値を抑えられており、こう着感の強い相場展開である。しかし、決算評価から任天堂<7974>が6%を超える上昇となるなど、センチメントは悪くないだろう。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>がけん引。また、欧州のEV加速を背景に、リチウムイオン電池関連への物色もみられている。



ただし、明日が決算発表の第1弾のピークとなるため、全体としては模様眺めムードが強そうだ。決算の先回り的な売買もリスクがあるため、決算通過後の個別対応といった流れだろう。また、短期資金が任天堂に集中している面もあり、中小型株物色については、物色対象が絞られるとみられる。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は110円92銭、下げ渋り、日本株高で円買い一服



27日午前の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋り。米連邦準備制度理事会(FRB)の慎重なスタンスが嫌気されドル売り先行となったが、日本株高で円買いは一服した。



連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置きは予想通りだったが、声明がハト派寄りと市場で受け止められ、ドル売り基調に振れている。アジア市場でもその流れが続き、ドル・円は111円を割り込んだ。



ただ、日経平均株価が切り返したことでリスク回避の円買いはいったん収束。ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しており、目先の日本株高継続への期待もある。一方で、引き続きドル買い材料が乏しく、戻りの鈍い展開が見込まれる。



12時15分時点のドル・円は110円92銭、ユーロ・円は130円25銭、ポンド・円は145円81銭、豪ドル・円は89円24銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・エルミック<4770>や日精線<5659>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます





■経済指標・要人発言



・米連邦公開市場委員会(FOMC)

「バランスシートの縮小、比較的速やかに開始へ」

「インフレは2%に向けて上昇へ」

「労働市場は引き続き強まっている」

「2017年の経済は緩やかに拡大へ」

「見通しリスクは概ね均衡」



・ムニューシン米財務長官

「政府は9月いっぱいやりくり可能」





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・特になし



<海外>

・特になし