以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家さっかく氏(twitter「@sakkaku2013」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。



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※2017年7月26日15時に執筆



投資家の皆さま、はじめまして。この度、FISCOソーシャルレポーターとして活動することになりました「さっかく」と申します。



私は17歳(2007年)の時に投資をはじめました。最初の3年間はFXで資金を増やし、2010年より本格的に中長期投資をはじめました。決して平坦な道のりではありませんでしたが、2016年末に2010年比で資産を10倍にすることができました。現在は中長期投資家として活動しています。



FISCOソーシャルレポーターとして初となる記事ですが、「中長期投資における買値の重要性」について書かせて頂きたく思います。



☆現状

米国株は高値を更新し、日経平均も2万円台を挟んだ推移が続いています。停滞感の強い日経平均をよそ目に、中小型株指数は高値を更新しています。中長期投資家にとっては、高値警戒感から買える銘柄が少なくなり、悩ましい時期かもしれません。





☆投資は買値が全て

シンプルに表現すれば、投資とは“安く買い、高くで売る”行為だと言えます。自分の基準に照らして十分に高くなり過ぎた銘柄は、徐々にでも売るのがよいかと思います。そうすると今度は何かを買いたくなります。



ですが、自分の投資基準に照らして購入できる銘柄がない場合は“休むも相場”で、無理に買う必要はないでしょう。このように、投資の基本に沿った行動を行えば、高値圏では自然と現金比率が高まることになります。結果として、下げ相場では十分に安くなった株式を購入することができるのです。



投資では「買値」が何よりも重要です。投げ売りで過度に安く買った株であれば、市場が冷静になり、株式が正当に評価されれば、水準訂正により利益が出ます。もし、高値で株式を購入してしまったら、株式価値が高まるか、より高値で買う投資家の出現が必要になります。つまり、投げ売り状態の相場で株式を買えば、マーケットの自然原理(株式に対する正当な評価)が働きさえすれば利益が出るのです。十分に安い価格で株式を買えれば儲かったのも同然といえます。



それだけ買い値が大切なのです。





☆2つの買い場

ちなみに、株式の買い場には2つのタイプがあります。1つ目は市場リスクにより全体相場が下落しているときです。こうした環境下では、下げによって追証が発生し、更に下げるという悪循環が発生しています。結果として、“どんな価格でもいいから売りたい人々”が沢山あらわれます。“どのような価格でも売りたい人”から買うことほど、安く買える機会はありません。また、相場全体の下げは企業特有のリスクに起因するものではないため、比較的リスクの低い買い場と言えるでしょう。



2つ目の買い場は企業の個別リスクによる下げです。企業特有のリスクが顕在化し、株式が下落した時に買い場が到来します。このケースでは、企業の問題が「一時的」なのか「恒常的」なのかを区別する必要があり、1つ目の買い場と比べて判断の難易度が高まります。個別企業に対する深い理解と洞察力が必要とされ、正しい判断を下したときの利益が多きい一方で、判断を誤ると大きな損失につながります。市場リスクでの下げと比べて、より高いスキルが要求されます。





☆心構え

永遠に上げ続ける相場はなく、上昇相場の向こうには1つ目の“市場リスクによる下げ”が待ち構えているかもしれません。そうした下げは “市場全体が下がるから売る”という1つ目のタイプに当たります。金融システムが崩壊する程の市場リスクでない限りは、単純に投げ売りを拾えばいいので、まさにバーゲンセールといえます。



“Be greedy when others are fearful, be fearful when others are greedy”(皆が臆病な時に強欲に、皆が強欲な時に臆病に)という相場格言があります。周囲を見渡し、皆がどのように行動しているかを見る事で、進むべき道が自ずと明らかになるでしょう。





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執筆者名:さっかく

twitter:@sakkaku2013