■NY株式:ダウ85ドル高、ハイテクは利益確定の動き



27日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は85.54ドル高の21796.55、ナスダックは40.56ポイント安の6382.19で取引を終了した。主要企業の好決算が続いており、投資家心理の改善から買いが先行。6月耐久財受注が予想を上振れたことも好感された。一方で、引け後に予定されているアマゾン(AMZN)の決算を見極めたいとの思惑から、午後にかけてハイテク株への売りが広がりナスダックは下落に転じた。セクター別では、電気通信サービスやメディアが上昇する一方で運輸やテクノロジー・ハード・機器が下落した。



SNSのフェイスブック(FB)は決算内容が好感され、上昇。決済サービスのペイパル(PYPL)は業績見通しを引き上げ、堅調推移となった。一方で短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は4-6月期の月間アクティブユーザー数(MAU)の伸びが鈍化し、減収減益となったことが嫌気され大幅下落。これまで上昇の目立っていたネットフリックス(NFLX)やエヌビディア(NVDA)、アルファベット(GOOGL)、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)などの主要ハイテク株も幅広く売られた。



ネット小売のアマゾン(AMZN)は日中の株価上昇で創業者でCEOのジェフ・ベゾスが、ビル・ゲイツ氏を抜いて世界一の富豪となった。マーケット終了後発表された4-6月期決算では、売上高は予想を上振れたものの、一株利益は下振れた。時間外取引で下落して推移している。



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■NY為替:ドル反発、Q2GDPの成長加速への期待高まる



27日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円71銭まで上昇後、110円96銭へ反落し111円28銭で引けた。予想を上回った米6月耐久財受注速報値を受けて、4−6月期GDPの成長加速期待が強まり一時ドル買いに拍車がかかった。その後、ムニューシン米財務長官が下院金融政策委員会の公聴会で、為替操作国への対応で、相殺する介入も手段の一つとなる可能性を示唆したため、ドル売り・円買いが加速した。米共和党と政府が税制改革案において、国境税を含まないことを発表すると、ドル売りにさらに拍車がかかった。



ユーロ・ドルは、1.1706ドルから1.1650ドルへ下落し、1.1675ドルで引けた。ユーロ・円は、130円47銭から129円55銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3153ドルから1.3052ドルへ下落した。ドル・スイスは、0.9599フランから0.9662フランへ上昇した。





■NY原油:NY続伸で49.04ドル、需給関係改善への期待高まる



NY原油先物9月限は続伸(NYMEX原油9月限終値:49.04 ↑0.29)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.29ドルの49.04ドルで取引を終えた。サウジアラビアを含めた主要産油国は追加削減に動く可能性があることが要因。市場関係者によると、サウジアラビアの呼びかけに応じてアラブ首長国連邦、クウェートも追加削減に応じる姿勢を見せており、需給関係の改善が期待できることから、短期筋などの買い戻しが広がった。米エネルギー情報局(EIA)が26日発表した週間統計で原油在庫が今年1月上旬以来の水準まで減少していることも、引き続き材料視された。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.11ドル -0.10ドル(-0.41%)

モルガン・スタンレー(MS) 47.09ドル -0.12ドル(-0.25%)

ゴールドマン・サックス(GS)221.48ドル -0.77ドル(-0.35%)

インテル(INTC)      34.97ドル +0.22ドル(+0.63%)

アップル(AAPL)      150.56ドル -2.90ドル(-1.89%)

アルファベット(GOOG)   934.09ドル -13.71ドル(-1.45%)

フェイスブック(FB)    170.44ドル +4.83ドル(+2.92%)

キャタピラー(CAT)     114.37ドル +0.85ドル(+0.75%)

アルコア(AA)       36.36ドル -0.27ドル(-0.74%)

ウォルマート(WMT)     79.78ドル +0.88ドル(+1.12%)

スプリント(S)       8.20ドル -0.35ドル(-4.09%)