28日午前の東京外為市場で、ドル・円は下げ渋り。日本株の軟調地合いを背景にドル売り・円買いの流れとなったが、110円台では押し目買いが強く、やや値を戻した。



ドル・円は、日経平均株価が売り先行となり20000円の大台を割り込んだ場面では、一時111円を割り込んだ。ただ、110

円台では実需筋による押し目買いが観測され、やや値を戻す展開となった。



ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いており、目先の日本株安継続を警戒した円買いが強まりやすい。また、稲田朋美防衛相の辞任で安倍晋三首相の政権運営に不透明感が広がり、本来なら日経平均の一段安が見込まれる。

ただ、外為関係者は日銀によるETF買いを見込んでおり「日本株が下げ幅を拡大しなければ円買いは限定的」とみている。ドルは、アジア市場では目先も111円付近で底堅い展開を想定したい。



ここまでのドル・円の取引レンジは110円93銭から111円33銭、ユーロ・円は129円56銭から130円00銭、ユーロ・ドルは1.1674ドルから1.1692ドルで推移した。



【要人発言】

・日銀金融政策決定会合の主な意見(7月19-20日開催分)

「年間約6兆円のETF買入れの継続の是非、今後議論が深まることを期待」

「物価目標達成時期の先送りの繰り返し、日銀の信認にかかわる」



【経済指標】

・日・6月全国消費者物価コア指数:前年比+0.4%(予想:+0.4%、5月:+0.4%)

・日・6月失業率:2.8%(予想:3.0%、5月:3.1%)

・日・6月有効求人倍率:1.51倍(予想:1.50倍、5月:1.49倍)

・日・6月全世帯家計調査・支出:前年比+2.3%(予想:+0.5%、5月:-0.1%)

・豪・4-6月期生産者物価指数:前年比+1.7%(1-3月期: +1.3%)