■米インフレ抑制を意識してユーロ買い強まる



先週のユーロ・ドルは強含み。米インフレ抑制やトタンプ政権の不確実性が高まったことからリスク回避的なユーロ買い・米ドル売りが優勢となった。ただ、欧州中央銀行の金融緩和策は2018年以降も継続するとの見方は残されており、ユーロは1.17ドル台後半で上昇一服となった。取引レンジ:1.1613ドル-1.1777ドル。



■下げ渋りか、ユーロ圏経済の回復基調を評価



今週のユーロ・ドルは底堅い動きが予想される。8月1日発表のユーロ圏4-6月期域内総生産(GDP)が予想とおおむね一致した場合、欧州中銀(ECB)による資産買い入れプログラム縮小など金融緩和方針からの早期転換への思惑が広がりそうだ。また、米利上げ継続の思惑後退やトランプ政策の先行き不透明感でドル売りが強まりやすく、ユーロ・ドルは1.2ドルが視野に入る可能性がある。



予想レンジ:1.1600ドル-1.1850ドル



■やや強含み、リスク選好のユーロ買いは継続



先週のユーロ・円はやや強含み。ユーロ買い・米ドル売りが優勢となったことが主な要因。米ドル・円相場は円高方向に振れたが、円キャリー取引に絡んだ円売り・ドル買いも散見されており、対円でユーロは底堅い動きとなった。取引レンジ:128円87銭-130円61銭



■底堅い動きが続くか、ECBの早期引き締め観測残る



今週のユーロ・円は底堅い動きとなりそうだ。8月1日発表のユーロ圏4-6月期域内総生産(GDP)が予想通りだった場合、欧州中銀(ECB)による資産買い入れプログラムの縮小など引き締め期待が高まろう。また、ユーロ・ドルの一段高が見込まれることや日銀による金融緩和策の継続で円売りにも振れやすいだろう。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・7月31日:6月失業率(予想:9.2%、5月:9.3%)

・7月31日:7月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.1%、6月:+1.1%)

・8月1日:4-6月期域内総生産速報(前年比予想:+2.1%、1-3月期:+1.9%)

・8月3日:6月小売売上高(前月比予想:+0.1%、5月:+0.4%)



予想レンジ:129円00銭-131円00銭