■NY株式:ダウ60ドル高、ハイテク株には売りが広がる



31日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は60.81ドル高の21891.12、ナスダックは26.55ポイント安の6348.12で取引を終了した。大半の主要企業決算が好調であることから投資家心理が改善し、買いが先行。一方で、ハイテク株が売られたほか、原油相場の下落に伴い、上げ幅を縮小した。今週発表される主要決算や雇用統計結果を見極めたいとの思惑から下値は限られた。セクター別では、食品・生活必需品小売やメディアが上昇する一方で素材や小売が下落した。



バイオ医薬品のダイナバックス(DVAX)は、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が、同社のB型肝炎ワクチンの安全性データの承認を支持したとの発表を受け、70%超の大幅上昇。ケーブルテレビのチャーター・コミュニケーションズ(CHTR)はソフトバンクグループが買収提案を行い、堅調推移。一方で、フェイスブック(FB)は一部アナリストの売り推奨を受け下落。その他、ネットフリックス(NFLX)、アルファベット(GOOGL)、アマゾン(AMZN)などの主要ハイテク株が下落。写真共有アプリを手掛けるスナップ(SNAP)は新規上場に伴う自社株の売却制限(ロックアップ)期間が終了し、売られた。



電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は、先週金曜日から新型車「モデル3」の出荷を開始し、既に50万台を超える予約を受注している。しかし、同社が示す今年中に5000台/週の生産体制を築けるかどうか懐疑的な見方も多い。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:ドル続落、ECB金融緩和策の早期縮小観測広がる



7月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円65銭から110円22銭まで下落し、110円26銭で引けた。トランプ政権内部が機能不全に陥りつつあるとの見方に、経済政策の実施が遅れるとの懸念がドル売りにつながった。



ユーロ・ドルは、1.1723ドルから1.1846ドルまで上昇し1.1843ドルで引けた。月末でロンドンフィングに向けたドル売りが強まったほか、欧州中央銀行(ECB)が量的緩和(QE)の規模を速やかに縮小するとの思惑が強まりユーロ買いが加速した。ユーロ・円は、129円65銭から130円59銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3112ドルから1.3224ドルまで上昇した。ユーロ買い・米ドル売りが活発となったことから、この動きを意識したポンド買いが観測された。ドル・スイスは、0.9705フランから0.9637フランへ反落した。





■NY原油:続伸で50.17ドル、約2カ月ぶりに節目の50ドル突破



NY原油先物9月限は6日続伸(NYMEX原油9月限終値:50.17 ↑0.46)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比+0.46ドルの50.17ドルで取引を終えた。原油在庫の減少が続いていること、米国内における生産量抑制、石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国が減産合意を順守しているとの見方が広がり、NY原油先物は節目の1バレル=50ドルを約2カ月ぶりに突破した。終値で50ドルを超えたのは5月24日以来となる。外為市場でドル安が進んだことも材料視されたようだ。



市場関係者の間では「OPEC加盟国・非加盟国による減産合意の順守が確認された場合、原油先物はもう一段の上昇があり得る」との見方が浮上している。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.12ドル +0.09ドル(+0.37%)

モルガン・スタンレー(MS) 46.90ドル +0.24ドル(+0.51%)

ゴールドマン・サックス(GS)225.33ドル +1.72ドル(+0.77%)

インテル(INTC)      35.47ドル +0.16ドル(+0.45%)

アップル(AAPL)      148.73ドル -0.77ドル(-0.52%)

アルファベット(GOOG)   930.50ドル -11.03ドル(-1.17%)

フェイスブック(FB)    169.25ドル -3.20ドル(-1.86%)

キャタピラー(CAT)     113.95ドル -0.15ドル(-0.13%)

アルコア(AA)       36.4ドル +0.76ドル(+2.13%)

ウォルマート(WMT)     79.99ドル +0.18ドル(+0.23%)

スプリント(S)       7.98ドル -0.24ドル(-2.92%)