1日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均の底堅さよりも中小型株の利食い加速を警戒

・ドル・円は110円13銭、一段安、米政治リスクに警戒

・保土谷やアトミクスなどがストップ高。





■日経平均の底堅さよりも中小型株の利食い加速を警戒



日経平均は反発。34.23円高の19959.41円(出来高概算9億8000万株)で前場の取引を終えた。米国市場が高安まちまちの流れの中、シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まった。ただし、月初に伴うファンドの資金流入への思惑のほか、日東電<6988>など決算評価の動きもみられ、日経平均はプラス圏を回復すると、その後一時19999.46円と、節目の2万円にあと一歩に迫る場面もみられた。



ただ、2万円接近で戻り待ちの売り圧力も意識されており、こう着感の強い相場展開が続いている。セクターでは鉄鋼、非鉄金属、電気機器が軟調。半面、空運、陸運、保険がしっかり。



日経平均は5日線に上値を抑えられているものの、2万円近辺での底堅さが意識されている。決算評価の動きも随所でみられており、地合いの悪さは感じられていない。一方で、中小型株の弱さが目立っている。マザーズ指数は直近安値水準を割り込んだことから、利益確定の動きが強まってきている。



日経平均はインデックスに絡んだ需給要因が支えているとなると、需給が通過する明日以降の不安感にもつながりそうである。米FANG銘柄を中心にハイテク株への利食いもみられるなか、これまで強い動きが続いていた中小型株の一角には、利益確定の流れが加速する可能性もありそうだ。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は110円13銭、一段安、米政治リスクに警戒



1日午前の東京外為市場で、ドル・円は一段安。米国のトランプ政権の先行き不透明感からドル売りの流れが続いた。



トランプ米大統領がスカラムチ広報部長をわずか10日で解任したことで、政治リスクがさらに高まっており、前日NY市場でドルは110円22銭まで下落。その流れが本日のアジア市場でも続き、ドルは一時110円01銭まで値を切り下げた。



米10年債利回りが2.3%付近で下げ渋ったほか、日経平均株価はプラス圏で推移したものの、ドルが前日NY安値を割り込んだことで売りが強まったようだ。国内実需筋の買戻しなどで110円は維持したが、ドルの先安観は弱まっていない。



12時28分時点のドル・円は110円13銭、ユーロ・円は130円24銭、ポンド・円は145円57銭、豪ドル・円は88円47銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・保土谷<4112>やアトミクス<4625>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます





■経済指標・要人発言



・ホワイトハウス

「米大統領首席補佐官にケリー前国土安全保障長官が就任」

「トランプ米大統領、スカラムッチ氏を広報部長の職から解任」



・トランプ米大統領

「我々は北朝鮮を管理していく」

「株式相場は過去最高、GDPの成長率は拡大」

「失業率は17年来の低水準」



・フィッシャー米FRB副議長

「政治や経済の不透明感が米国や世界の経済成長を抑制している」

「低い自然金利は不透明感が影響している」





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・14:00  新車販売台数(7月)    9.7%

・14:00  基調的なインフレ率を捕捉するための指標(日本銀行)



<海外>

・13:30  豪・オーストラリア準備銀行(中央銀行)が政策金利発表



1.50%  1.50%

・14:00  印・製造業PMI(7月)    50.9