■NY株式:ダウ72ドル高、好調な主要決算が株価押し上げ



1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は72.80ドル高の21963.92、ナスダックは14.81ポイント高の6362.94で取引を終了した。アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株にも買いが先行。複数の主要企業決算が好感されたほか、インフレ指標の一つである個人消費支出(PCE)の伸びが鈍化したことで、追加利上げ観測が後退し、終日堅調推移となった。しかし、高値警戒感もあり上値は限られた。セクター別では、銀行や半導体・半導体製造装置が上昇する一方で自動車・自動車部品や食品・飲料・タバコが下落した。



通信のスプリント(S)は四半期ベースで3年ぶりとなる黒字決算となり、大幅上昇。印刷機器大手のゼロックス(XRX)は決算内容が好感され、堅調推移。航空大手のアメリカン航空(AAL)はJPモルガンによる投資判断引き上げにより、買われた。一方で、アパレルのアンダーアーマー(UA)は通期見通しを引き下げ、大幅下落。自動車大手のフォード(F)やゼネラル・モーターズ(GM)は7月新車販売台数が落ち込み、軟調推移となった。



携帯端末のアップル(AAPL)はマーケット終了後に4-6月期決算を発表、一株利益、売上高ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:ドルは一時110円割れ、原油安などが嫌気される



1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円59銭から109円93銭まで下落し、110円37銭で引けた。米国の7月ISM製造業景況指数、6月建設支出が予想を下回ったことや原油先物の反落、7月の米自動車販売が予想以上に減少したことが嫌気されたようだ。安全資産としての米国債買いが加速。米債利回りが低下に転じ、ストップロスを巻き込んでドル売り・円買いが一時活発となった。



ユーロ・ドルは、1.1839ドルまで上昇後、1.1785ドルへ下落し1.1801ドルで引けた。ユーロ圏の4-6月期国内総生産(GDP)が6年ぶりの大幅な伸びを記録したことを背景にしたユーロ買いが継続。その後、利食いのユーロ売りに伸び悩んだ。ユーロ・円は、130円60銭から129円84銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3198ドルから1.3245ドルのレンジで上下に振れた。ドル・スイスは、0.9672フランから0.9631フランへ下落した。





■NY原油:反落で49.16ドル、7月の産油量増加で利食い売り強まる



NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:49.16 ↓1.01)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比-1.01ドルの49.16ドルで取引を終えた。一時49ドルを下回った。石油輸出国機構(OPEC)の7月産油量は増加したことが嫌気してポジション調整的な売りが増えたようだ。



供給超過の状態は解消されつつあるが、一部の産油国にとって生産量の大幅な削減は難しいとみられており、需要増大につながる材料が提供されない場合、原油先物が1バレル=50ド超の水準を保つことは難しいとの声が聞かれている。7月の米自動車販売台数の減少も一部で材料視されていたようだ。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.45ドル +0.33ドル(+1.37%)

モルガン・スタンレー(MS) 47.21ドル +0.31ドル(+0.66%)

ゴールドマン・サックス(GS)227.00ドル +1.67ドル(+0.74%)

インテル(INTC)      36.35ドル +0.88ドル(+2.48%)

アップル(AAPL)      150.05ドル +1.32ドル(+0.89%)

アルファベット(GOOG)   930.83ドル +0.33ドル(+0.04%)

フェイスブック(FB)    169.86ドル +0.61ドル(+0.36%)

キャタピラー(CAT)     113.10ドル -0.85ドル(-0.75%)

アルコア(AA)       36.38ドル -0.02ドル(-0.05%)

ウォルマート(WMT)     80.50ドル +0.51ドル(+0.64%)

スプリント(S)       8.87ドル +0.89ドル(+11.15%)