3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は反落、ドル安・円高に振れやすい地合いに

・ドル・円は110円64銭、やや弱含み、日本株安を意識したドル売り

・ASJやプレミアムウォーターホールなどがストップ高





■日経平均は反落、ドル安・円高に振れやすい地合いに



日経平均は反落。76.04円安の20004.00円(出来高概算8億1000万株)で前場の取引を終えた。2日の米国市場では、NYダウが最高値を更新する一方で、ナスダックは小幅な下落となった。米国ではアップル決算が評価されているが、これについては前日の時間外の上昇で織り込み済み。また、安倍首相は3日、内閣改造・党役員人事実施については、政策期待等は若干ありそうだが、相場を押し上げる要因にはなりづらい状況。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から始まると、その後はじりじりと下げ幅を広げており、一時19985.40円と節目の20000円を下回る場面もみられている。ただ、引き続き20000円処での底堅さが意識されており、日経平均は5日、25日線レベルでの攻防となっている。



セクターでは鉄鋼、その他製品、輸送用機器、銀行、電気機器、海運が軟調。半面、空運、パルプ紙、電力ガス、建設、小売が小じっかり。東証1部の値下がり数は1200を超えており、全体の6割を占めている。



アップル関連物色は続かなかったが、前日に大きく上昇した反動もあり、想定内といったところであろう。内閣改造によって政策期待がそれ程高まらず。為替市場ではやや円高に振れていることも手掛けづらさにつながっている。また、米ADP雇用報告は市場コンセンサスをやや下回ったことから、追加利上げ観測が後退している。週末の米雇用統計も弱いとの見方となりやすく、これがドル安・円高へ向かわせるとの見方につながりそうであ

る。



また、昨日反発をみせた中小型株であるが、戻りの鈍さから早くも利食いが強まっている動きが見られる。大きくリバウンドをみせている銘柄もあるが、物色対象は絞られてきており、次第に見送り姿勢が強まりやすい。もっとも、決算発表がピークを迎えていることもあり、当然のこう着といった面もある。決算を手掛かりとした個別物色が続きそうである。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は110円64銭、やや弱含み、日本株安を意識したドル売り



3日午前の東京外為市場で、ドル・円は弱含み。日本株の下げ幅拡大でドル売り・円買いの流れとなった。



ドル・円は、110円後半を中心とした値動き。一時110円80銭台まで上昇したが、その後は日経平均株価の下落基調を背景にややリスク回避的なドル売り・円買いに振れやすい地合いとなった。



ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで推移しており、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いの動きが続く。ただ、国内の実需筋による買戻しが観測され、ドルが足元の水準から一気に値崩れする展開は想定しにくい。



12時25分時点のドル・円は110円64銭、ユーロ・円は131円07銭、ポンド・円は146円23銭、豪ドル・円は87円76銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・ASJ<2351>やプレミアムウォーターホール<2588>などがストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます





■経済指標・要人発言



・トランプ米大統領

「対ロシア制裁強化法案に署名」

・米財務省「債務上限引き上げで迅速な行動を議会に促す」

「我々は引き続き超長期国債を研究している」



・メスター米クリーブランド連銀総裁

「バランスシートの縮小は非常に緩やかなペースで」

「市場は緩やかなバランスシートの解消に耐えられる」

「株式相場の上昇、企業決算や低金利が影響」

「インフレのデータを注意深く精査」





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・14:30  小池東京都知事が日本外国特派員協会で会見



<海外>

・14:00  印・サービス業PMI(7月)    53.1

・14:00  印・総合PMI(7月)    52.7