東京金融取引所(金融取)が手掛ける取引所為替証拠金取引「くりっく365」では、7月の取引数量は前月比4.0%減の230万7283枚。1日の平均取引数量は10万9872枚と前月比で増加したほか、月末時点の証拠金預託額は4,471億円と前月比38億円増加した。取引通貨量では、米ドル、南アフリカランド、トルコリラの順となっており、南アフリカランドは7ヶ月連続で2位、トルコリラは4ヶ月連続で3位となっている。なお、10月30日にはメキシコペソ・円が新規上場する。取引通貨量ランキングでは上位の南アフリカランドや、トルコリラなどと同様に高いスワップポイントが期待できることから投資家の注目が集まることとなろう。



一方、取引所株価指数証拠金取引「くりっく株365」では、7月の取引数量は前月比18.8%減の52万8193枚。1日の平均取引数量も2万5153枚と前月比では減少したほか、月末時点の証拠金預託額は526億円と前月比では14億円増加した。くりっく株365の月末時点の口座数及び証拠金残高は過去最高を更新しており、口座数は上場来初めて10万口座を突破した。



7月の日経平均の月間値幅はわずか344円と、1986年1月に記録した260円以来の膠着相場となった。日米ともに政治不安が高まったことで積極的な売買は手控えられる格好に。為替市場でも円高・ドル安が進行し大型株の上値は重くなった。一方、日銀によるETF買入れや年金による買い観測などが下支えとなり下値も限定的。堅調な企業業績が相次いでいるにも関わらず手掛けにくい地合いとなっている。



8月は機関投資家が積極的な売買を手控える傾向が強まることから、日経平均やTOPIXは膠着感がより強まりそうだ。一方、為替市場では、ユーロが主要通貨に対して強い動きを見せていることで関心を高めたいところ。そして、取引通貨量ランキング上位の南アフリカとトルコは引き続き政治リスクとの綱引きとなろう。8月はこうした通貨が売買のメインになると想定する。



(写真提供:東京金融取引所)