■NY株式:ダウ9ドル高、高値警戒感や原油安を嫌気



3日の米国株式相場はまちまち。ダウ平均は9.86ドル高の22026.10、ナスダックは22.30ポイント安の6340.34で取引を終了した。朝方は、ダウ平均が5営業日連続で過去最高値を更新し22000ドルを突破したことで、高値警戒感から揉み合う展開となった。7月ISM非製造業景況指数が予想を下振れたほか、原油相場が下落し、S&P500指数とナスダック総合指数に売りが広がったものの、明日の雇用統計結果を見極めたいとの思惑から下値は限られた。セクター別では、運輸や資本財が上昇する一方でエネルギーや食品・生活必需品小売が下落した。



フィットネス関連機器のフィットビット(FIT)は決算内容が好感されたほか、新製品の発売時期に言及し、大幅上昇。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は決算で赤字幅が予想より縮小し、堅調推移。食品メーカーのケロッグ(K)は売上高、一株利益ともに予想を上振れ、買われた。一方で、イスラエルの製薬テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(TEVA)は通期見通しを引き下げ大幅下落。ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)は業績を牽引する「タコベル」部門の成長鈍化が嫌気され、軟調推移となった。



雇用統計では、非農業雇用者数が18万人増、失業率は4.3%増が予想されている。市場を大幅に下回らなければ、9月の利上げ見通しが高まるだろう。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:ドル弱含み、年内の米追加利上げ観測後退



3日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円51銭から109円86銭まで下落し、110円04銭で引けた。米国の7月ISM非製造業景況指数(総合)は予想を下回り、年内追加利上げ観測は後退し、ドル売りが加速。その後、2016年の米大統領選時のトランプ陣営とロシアとの癒着を巡る疑惑で、モラー特別検察官が大陪審を設置するとの報道を受けてドル売りにさらに広がった。



ユーロ・ドルは、1.1843ドルから1.1893ドルまで上昇し、1.1869ドルで引けた。ユーロ・ポンド絡みの買いが優勢となった。ユーロ・円は、131円05銭から130円46まで下落。ポンド・ドルは、1.3113ドルまで下落後、1.3155ドルまで反発。英国中央銀行は政策金利の据え置きを発表したが、インフレ報告で経済成長率や賃金見通しを引き下げたことがサプライズとなり、年内の利上げ観測が後退。ポンド売りが加速した。ドル・スイスは、0.9717フランへ上昇後、0.9672フランへ反落した。





■NY原油:反落で49.03ドル、米国の原油増産を嫌気



NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:49.03 ↓0.56)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比-0.56ドルの49.03ドルで取引を終えた。米国の原油増産が嫌気された。在庫統計でガソリン在庫と原油在庫は減少しているが、米国内の原油増産によって供給超過の状態が長期化するとの懸念が残されている。



市場関係者の間ではガソリンの需要は堅調との見方が多いものの、主要産油国が生産量を一定の水準以下に抑えられない場合、原油先物の上値は重くなるとの声が聞かれている。



■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.37ドル -0.22ドル(-0.89%)

モルガン・スタンレー(MS) 47.26ドル -0.07ドル(-0.15%)

ゴールドマン・サックス(GS)223.99ドル -2.28ドル(-1.01%)

インテル(INTC)      36.49ドル -0.15ドル(-0.41%)

アップル(AAPL)      155.57ドル -1.57ドル(-1.00%)

アルファベット(GOOG)   923.65ドル -6.74ドル(-0.7%)

フェイスブック(FB)    168.59ドル -0.71ドル(-0.42%)

キャタピラー(CAT)     113.56ドル +0.47ドル(+0.42%)

アルコア(AA)       37.09ドル -0.19ドル(-0.51%)

ウォルマート(WMT)     80.87ドル +0.34ドル(+0.42%)

スプリント(S)       8.54ドル -0.25ドル(-2.84%)