■上げ渋り、米雇用統計改善でユーロ買いは一服



先週のユーロ・ドルは上げ渋り。米インフレ鈍化の思惑やトランプ政権に対する警戒感が高まり、リスク回避的なユーロ買い・米ドル売が活発となったことで一時1.1910ドルまでユーロ高・米ドル安が進んだ。しかしながら、7月米雇用統計の改善や米税制改革への期待が広がったことからユーロ買いは一服し、1.17ドル台後半で取引を終えた。取引レンジ:1.1723ドル-1.1910ドル。



■下げ渋りか、1.2ドル到達への期待残る



今週のユーロ・ドルは下げ渋りか。足元で発表されたユーロ圏の経済指標は底堅い内容で、欧州中銀(ECB)の金融正常化への期待が広がりやすい。また、米7月消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回った場合、年内の米追加利上げ観測は後退し、1ユーロ=1.2ドルを意識したユーロ買い・米ドル売りが再び強まる可能性がある。



予想レンジ:1.1700ドル−1.1900ドル



■やや強含み、円キャリー取引に絡んだユーロ買いは継続



先週のユーロ・円はやや強含み。ユーロ圏の金利先高観が広がり、ユーロ買い・米ドル売りが続いたことや、米ドル・円相場が週末前に円安方向に振れたことが要因。円キャリー取引に絡んだ円売り・ドル買いも引き続き観測された。取引レンジ:129円55銭-131円40銭。



■もみあいか、金融正常化への動きは多少速まる可能性



今週のユーロ・円はもみあいか。4-6月期域内総生産(GDP)などユーロ圏の経済指標は予想に沿った内容だったことから、欧州中銀(ECB)は金融正常化への動きを多少速めることが予想される。日本銀行の緩和的な金融政策の継続はユーロの押し上げ要因になるとみられる。



○発表予定のユーロ圏主要経済指標・注目イベント

・特になし



予想レンジ:129円00銭-132円00銭