11日のドル・円相場は、東京市場では108円91銭から109円27銭で推移。欧米市場でドル・円は108円74銭まで下げた後に109円40銭まで反発し、109円18銭で取引を終えた。



本日14日のドル・円は下げ渋りか。緊迫する北朝鮮情勢を背景にドルの上値は重いものの、11日の米国株は小幅高で引けており、リスク回避的なドル売りはやや縮小し、ドルは109円台半ばまで戻す可能性がある。



北朝鮮情勢の緊迫化や予想を下回った米インフレ指標を背景にドル売り圧力が強いものの、日経平均株価や米長期金利の動きをにらみ、ドルは109円台半ばまで買い戻される可能性がある。北朝鮮は、米領グアム島周辺に向けて弾道ミサイル4発を同時に発射する計画を公表。これを受けて、トランプ米大統領が「軍事的解決の準備は万全であり臨戦態勢にある」と警告した。



これを受けて、地政学的リスクへの懸念が一段と高まり、市場では「質への逃避」の円買いが強まった。一方で、中国の習近平国家主席がトランプ米大統領との電話協議で米朝両国に対して自制を促すなど、事態の鎮静化へ向けた動きも出ている。



前週末に発表された7月の米消費者物価指数(季節調整後)は前月比0.1%上昇し、変動の大きいエネルギーと食料品を除いたコア指数は0.1%の上昇となり、いずれも市場予想を下回る内容となった。年内追加利上げをめぐる思惑は後退したが、米国株は小幅高で引けており、新たなドル売り材料が提供されない場合、リスク回避のドル売り・円買いはやや一服するとみられる。