■NY株式:ダウ27ドル高、堅調な経済指標を好感



30日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は27.06ドル高の21892.43、ナスダックは66.42ポイント高の6368.31で取引を終了した。朝方は北朝鮮情勢への警戒感から小動き。9月ADP雇用統計や4-6月期GDP改定値が予想を上振れたほか、ハイテク株が選好され上昇した。トランプ大統領による税制改革を巡る演説では、具体的な政策についての発表はなく、引けにかけて伸び悩む展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や医薬品・バイオテクノロジーが上昇する一方で電気通信サービスや公益事業が下落した。



半導体のアナログ・デバイセズ(ADI)は決算内容が好感され、上昇。ネット小売のアマゾン(AMZN)とソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)は、音声認識分野での提携を発表し、ともに堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、著名投資家のウォーレン・バフェット氏が保有継続を示唆し、買われた。一方で、税務サービスのH&Rブロック(HRB)や、書店のバーンズ・アンド・ノーブル(BKS)は一株損失が予想よりも悪化し、下落した。



ハリケーン「ハービー」による洪水被害で、米東海岸に繋がるパイプラインを経由したガソリンやディーゼル燃料、ジェット燃料の供給に支障が生じている。「ハービー」はルイジアナ州に上陸したが、同州にも多くの製油所や燃料ハブが位置しており、深刻な燃料不足が懸念される。



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■NY為替:米経済指標改善でドルは110円44銭まで上昇



30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円06銭から110円44銭まで上昇し、110円24銭で引けた。この日発表された米8月ADP雇用統計は予想外の20万人超の増加を示し、米4-6月期GDP改定値でも3%成長を達成するなど、ポジティブサプライズを受けて年内追加利上げ観測が再燃し、ドル買いが優勢となった。



ユーロ・ドルは、1.1938ドルから1.1881ドルまで下落し、1.1883ドルで引けた。欧米金利差の拡大観測を受けたユーロ売り・ドル買いが広がった。ユーロ・円は、131円49銭から130円94銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2879ドルまで下落後、1.2938ドルへ反発した。ユーロ・ポンド絡みの買いが下値を支えた。ドル・スイスは、0.9573フランから0.9646フランへ上昇した。ユーロ・スイス絡みのフラン売りが再燃した。





■NY原油:続落で45.96ドル、製油所の操業率低下の影響残る



NY原油先物10月限は続落(NYMEX原油10月限終値:45.96 ↓0.48ドル)。この日発表された米国の原油在庫は予想以上に減少したが、生産は増加。暴風雨の影響で製油所の操業率は低下しており、足元の原油需要を抑制している。ガソリン先物は堅調に推移したが、原油先物に対する支援材料にはならなかった。製油所の操業再開時期ははっきりしていないことから、原油先物相場のすみやかな反発は期待薄との見方が多い。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  23.87ドル +0.29ドル(+1.23%)

モルガン・スタンレー(MS) 45.66ドル +0.31ドル(+0.68%)

ゴールドマン・サックス(GS)222.42ドル +2.46ドル(+1.12%)

インテル(INTC)      34.89ドル +0.16ドル(+0.46%)

アップル(AAPL)      163.35ドル +0.44ドル(+0.27%)

アルファベット(GOOG)   929.57ドル +8.28ドル(+0.90%)

フェイスブック(FB)    169.92ドル +1.87ドル(+1.11%)

キャタピラー(CAT)     117.55ドル +1.54ドル(+1.33%)

アルコア(AA)       43.09ドル +0.09ドル(+0.21%)

ウォルマート(WMT)     78.54ドル -0.23ドル(-0.29%)

スプリント(S)       8.25ドル -0.02ドル(-0.24%)