■NY株式:ダウ39ドル高、雇用統計受けて利上げ観測後退



1日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.46ドル高の21987.56、ナスダックは6.67ポイント高の6435.33で取引を終了した。欧州株が全面高となり、米国株にも買いが先行。8月雇用統計で非農業部門雇用者数が15万6千人増と予想を下振れ、追加利上げ観測が後退したほか、8月ISM製造業景況指数が予想を上振れ、堅調推移となった。ナスダック総合指数は最高値を更新した。セクター別では、自動車・自動車部品や耐久消費財・アパレルが上昇する一方で公益事業やソフトウェア・サービスが下落した。



ネットワーク・セキュリティのパロアルト・ネットワークス(PANW)は決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は通期見通しを引き上げ、堅調推移。自動車大手のゼネラル・モーターズ(GM)は8月新車販売台数が予想を上回り、買われた。一方で、ハードディスクのウェスタン・デジタル(WDC)は、東芝の半導体部門の買収交渉で、一連の法的措置による関係悪化についてミリガンCEOが謝罪していたことが報じられ、上昇した。



4日はレイバー・デーの休日となるため、米国株式相場は休場となる。5日から米議会で審議が再開するが、債務上限引き上げ法案や税制改革案などの政治動向に注目が集まりそうだ。



Horiko Capital Management LLC





■NY為替:米強弱まちまちの経済指標でドル乱高下



1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円56銭へ下落後、110円47銭まで上昇し、110円25銭で引けた。米国の8月雇用統計で非農業部門雇用者数や賃金が予想を下回ったネガティブサプライズを嫌いドル売りが加速した。しかし、その後発表された8月ISM製造業景況指数が予想以上に改善、6年ぶりの高水準に達したため米国経済への自信が回復。ドルの買戻しに拍車がかかった。



ユーロ・ドルは、1.1980ドルまで上昇後、1.1850ドルまで反落し1.1862ドルで引けた。米国の低調な雇用統計を受けて一時ユーロ買い・ドル売りが加速した。そののち、欧州中央銀行(ECB)によるテーパリングの準備が整うのは12月になる可能性があるとの関係筋の話を受けて、9月理事会でのテーパリング観測が後退。ユーロ売りが再燃した。



ユーロ・円は、131円33銭から130円66銭まで反落。ユーロ圏の金利先高感を受けたユーロ買いが後退。ポンド・ドルは、1.2935ドルから1.2995ドルまで上昇。ドル・スイスは、0.9547フランへ下落後、0.9652フランへ上昇した。





■NY原油:小幅続伸で47.29ドル、一部製油所の操業再開で原油需要回復の思惑



NY原油先物10月限は小幅続伸(NYMEX原油10月限終値:47.29 ↑0.06)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物10月限は前日比+0.06ドルの47.29ドルで取引を終えた。ハリケーン「ハービー」の影響で操業を停止していた米国南部の製油所の一部が操業を再開したことが要因。ガソリン先物は反落したが、米製油所の操業再開を受けて足元の原油需要は回復するとの見方が広がった。また、この日発表された8月の米ISM製造業景況指数は2011年4月以来となる58.8に上昇し、製造業活動の拡大を示唆する内容だったことも材料視されたようだ。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.09ドル +0.20ドル(+0.84%)

モルガン・スタンレー(MS) 46.19ドル +0.69ドル(+1.52%)

ゴールドマン・サックス(GS)225.88ドル +2.14ドル(+0.96%)

インテル(INTC)      35.09ドル +0.02ドル(+0.06%)

アップル(AAPL)      164.05ドル +0.05ドル(+0.03%)

アルファベット(GOOG)   937.34ドル -1.99ドル(-0.21%)

フェイスブック(FB)    172.02ドル +0.05ドル(+0.03%)

キャタピラー(CAT)     118.28ドル +0.79ドル(+0.67%)

アルコア(AA)       45.04ドル +1.16ドル(+2.64%)

ウォルマート(WMT)     78.37ドル +0.30ドル(+0.38%)

スプリント(S)       8.27ドル +0.02ドル(+0.24%)