13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は続伸、次第に中小型の材料株にシフトしやすい

・ドル・円は110円07銭、底堅い、110円付近で買戻し

・カーリットHDやモリテックがストップ高



■日経平均は続伸、次第に中小型の材料株にシフトしやすい



日経平均は続伸。93.20円高の19869.82円(出来高概算7億8000万株)で前場の取引を終えた。12日の米国市場は上昇。地政学リスクが和らぎ、投資家心理の改善によって終日堅調な展開となった。米長期金利の上昇を受けて金融株が買われたことも、買い安心感につながっていた。この流れを引き継ぐ格好から買いが先行し、ザラバベースでは8月15日以来の19800円を回復して始まった。その後はこれまで同様、高値圏でのこう着が続いており、日中値幅は30円程度にとどまっている。



東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは証券、保険、銀行、機械、不動産、鉱業、非鉄金属、鉄鋼、電気機器、輸送用機器が上昇。半面、パルプ紙、水産農林、空運、電力ガス、精密機器、繊維が小安い。指数インパクトの大きい所では、日清紡HD<3105>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、ヤマハ<7951>がけん引。



日経平均は買い一巡後はこう着感の強い相場展開となっているが、ボリンジャーバンドでは+2σまで上昇してきていることもあり、急ピッチの上昇に対する過熱感も意識されやすいところ。また、節目の2万円に接近する局面においては、次第に戻り待ちの売り圧力も意識されやすいだろう。そのため、物色は次第に中小型の材料株にシフトしやすいと考えられる。



物色としては次世代電池やアップル関連のほか、足元で売り込まれていた銘柄への自律反発を意識した値動きも注目されよう。その他、北朝鮮情勢への地政学リスクは和らいだ感はあるが、依然としてミサイル発射への警戒等はくすぶっているため、防衛関連への押し目も意識しておきたいところである。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は110円07銭、底堅い、110円付近で買戻し



13日午前の東京外為市場で、ドル・円は底堅い。下落局面では国内勢による買戻しが入り、節目の110円付近を維持した。



ドル・円は、前日海外市場で節目の110円を上抜け、本日のアジア市場でも日経平均株価の堅調地合いを背景にリスク選好的な円売り基調となった。



その後、ユーロ・ドルの上昇を受け、ドル・円にやや下方圧力がかかり、やや値を下げる展開となった。しかし、国内勢による買戻しで110円付近を維持した。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いており、目先の日本株高継続を見込んだドル買い・円売りの流れは続く見通し。



12時38分時点のドル・円は110円07銭、ユーロ・円は131円89銭、ポンド・円は146円45銭、豪ドル・円は88円30銭で推移している。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・カーリットHD<4275>やモリテック<5986>がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます





■経済指標・要人発言



・ムニューシン米財務長官

「税制改革が最優先課題」

「債務上限問題、我々は政治を超えた決定ができることを証明」

「コーンNEC委員長と、税制改革に取り組んでいる」

「税制改革法案、超党派ベースで可決を望む」

「ハリケーンは短期的に影響を与える。しかし、長期にわたり回復するため、全体的には大きな影響はないだろう」





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・特になし



<海外>

・15:00  独・消費者物価指数改定値(8月)   0.1%  0.1%