22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は小幅下落、こう着も先高観は強い

・ドル・円はもみあい、日銀の緩和維持で円売り継続

・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位は東エレク<8035>





■日経平均は小幅下落、こう着も先高観は強い



日経平均は小幅に下落。5.92円安の22860.18円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えた。小幅に続落で始まった日経平均は、前場半ばには一時22895.48円とプラスに転じる場面もみられた。しかし、クリスマス休暇で参加者が限られる中、米半導体株安の影響を受けた値がさハイテク株がさえない展開となっており、日経平均の重しとなっている。また、医薬品株の一角が大きく下げていることも影響している。



東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは医薬品、電力ガス、建設、精密機器、小売が軟調。一方で鉱業、海運、非鉄金属、卸売、銀行が堅調。指数インパクトの大きいところでは、エーザイ<4523>、東エレク<8035>、日東電<6988>が指数を押し下げている。



日経平均は前日終値を挟んでのこう着が続いているが、エーザイ<4523>1社で日経平均を約39円押し下げていることからみれば、全体としては底堅い相場展開になろう。一方で、TOPIXはプラス圏で推移しているほか、マザーズ指数は反発となるなど、需給状況は悪くないだろう。物色についても、働き方改革に関連する銘柄等、来年も成長が期待されるテーマ株への物色もみられている。日経平均がこう着の中、先高期待は強いだろう。



後場も医薬品株の動向のほか、値がさハイテク株の推移を睨みながらの展開となりそうであり、ハイテク株が下げ渋るようだと、押し目買い意欲の強さが意識されやすい。日経平均はもち合いが続いており、煮詰まり感も台頭している。もち合いレンジからの上放れへの期待も高まりそうだ。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円はもみあい、日銀の緩和維持で円売り継続



22日午前の東京市場でのドル・円はもみあい。日本株は不安定な値動きだが、日銀の緩和的な政策の維持を背景に円売り基調が継続している。



ドル・円は113円前半を中心とした値動き。日経平均株価は前日終値付近で不安定な値動きでやや円買いに振れやすい地合いだが、日銀の「異次元緩和」継続の期待から円売りが続いたようだ。



ランチタイムの日経平均先物はプラス圏で推移しているが、目先の日本株は引き続き前日終値付近での推移が見込まれる。一方で時間外の米10年債利回りは2.50%付近と高水準を維持して、ドル買いが入りやすい。



ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円27銭から113円39銭、ユーロ・円は133円91銭から134円66銭、ユーロ・ドルは1.1817ドルから1.1876ドルで推移した。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・みらいワークス<6563>やSHOEI<7839>がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます



・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位は東エレク<8035>



■経済指標・要人発言



麻生財務相

「生産性を上げるためにインフラを整備していく」

「基礎的財政収支は引き続き縮めていく」



☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

特になし



<海外>

特になし