16日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



・日経平均は続伸、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引

・ドル・円は底堅い、日本株高で円売り

・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>





■日経平均は続伸、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均をけん引



日経平均は続伸。130.62円高の23845.50円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えた。15日の米国市場はキング牧師の生誕日の祝日で休場となっており、海外勢のフローは限られるなか、日経平均は小幅に続伸して始まった。その後下げに転じる局面もみられたが、為替市場で円高が一服するなか、断続的なインデックス買いによって上げ幅を拡大させている。



東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1000を超えており、過半数を占めている。セクターでは水産農林、食料品、金属製品、石油石炭、電気機器がしっかり。半面、鉄鋼、海運、空運、非鉄金属、不動産、ガラス土石がさえない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>が日経平均をけん引。



円相場はドル円がロンドンタイムで110円30銭台まで円高に振れていたが、東京タイムでは切り返しをみせており、これが安心感につながったようである。もっとも、東証1部の過半数が下げている状況であり、指数インパクトの大きい値がさの一角が日経平均をけん引している格好であろう。この流れにより、中小型株は利益確定の流れに向かっており、JASDAQ、マザーズは小幅に下落して推移している。



TOPIXがプラスで前場を終えていることもあり、日銀のETF買い入れへの期待は強まらないだろう。戻りの鈍さが意識されてくるようだと、利益確定の流れが次第に強まる可能性がある。ただし、日経平均はこれまで上値抵抗として意識されていた5日線を上回って推移している。同線が支持線として機能する中では、押し目買いの動きに向かいやすいだろう。



(株式部長・アナリスト 村瀬智一)





■ドル・円は底堅い、日本株高で円売り



16日午前の東京市場でドル・円は底堅い。日経平均株価の堅調推移でリスク選好的な円売りに振れやすい展開となった。



ドル・円は前日海外市場で一時110円30銭台まで下落。ただ、本日アジア市場では東京株式市場では日経平均が寄り付きから上げ幅を拡大し、円売りが強まったことでドルは110円48銭から110円94銭まで強含んだ。



ランチタイムの日経平均先物は堅調さを維持しており、目先の日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。ただ、ユーロ・ドルの上昇基調は継続し、ドルに下押し圧力がかかる地合いに変わりはなさそうだ。



ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円48銭から110円94銭、ユーロ・円は135円52銭から135円92銭、ユーロ・ドルは1.2248ドルから1.2279ドルで推移した。



(為替・債券アナリスト 吉池威)





■後場のチェック銘柄



・ヨシムラフード<2884>やCSランバー<7808>がストップ高

※一時ストップ高・安(気配値)を含みます



・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>





■経済指標・要人発言



・麻生財務相

「(物価2%安定に向け日銀は)粘り強くやってきていると評価する」





☆後場の注目スケジュール☆



<国内>

・13:30 11月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.3%、10月:+0.3%)



<海外>

・16:00 独・12月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.7%、速報値:+1.7%)