17日の日経平均は続伸。108.13円高の24041.26円(出来高概算10億7000万株)で取引を終えた。米国ではモルガン・スタンレーが予想を上回る決算を発表。その他、台湾積体電路製造(TSMC)の設備投資計画など半導体の需要増の観測などを背景に半導体株が軒並み強い値動きをみせており、この流れを引き継ぐ格好となった。24000円を回復して始まった日経平均は、その直後には24115.95円まで上げ幅を広げており、昨年12月17日以来となる昨年来高値を更新した。しかし、積極的な上値追いとはならず、その後はこれまで同様、狭いレンジでのこう着相場が続いた。



東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、鉄鋼、海運、金属製品、輸送用機器、ゴム製品、証券が堅調。半面、電力ガス、水産農林、小売、食料品、情報通信が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファナック<6954>、スズキ<7269>、信越化<4063>、日東電<6988>がしっかり。一方で、ファミリーマート<8028>、太陽誘電<6976>、第一三共<4568>が冴えない。



日経平均は昨年来高値を更新したが、TOPIXの戻りは弱く、全体としては手掛けづらい相場展開となっている。また、物色についても先行して上昇していたハイテク株などには利益確定の動きもみられており、出遅れ感の強い銘柄等、昨日同様、リバーサルの流れが中心だったようである。



また、中小型株についてもマザーズ指数は880-900Pt水準でのこう着が続いているほか、出来高が急増しているが、オンコセラピー・サイエンス<4564>が占めている状況。また、急伸している一部の銘柄に短期筋の資金が集中しているものの、割り切りスタンス的な物色といったところであろう。



来週は米国の他、日本でも決算発表が増えてくることもあり、決算を手掛かりとした個別物色の流れがより顕著に表れてきそうである。また、日経平均がこう着の中、テーマ性のある材料株などにも、循環的に資金が向かいやすいとも考えられる。