21日の日経平均は下落。218.95円安の23864.56円(出来高概算9億1000万株)で取引を終えた。20日の米国市場はキング牧師誕生日の祝日だったこともあり、引き続き海外勢のフローが限られる中、小動きで始まった。しかし、前場半ばに先物主導で下押すと、その後は23800円台でのこう着が続いた。中国・上海や香港ハンセン指数の弱さを気にする向きもあったが、25日線レベルに接近する局面で下げ渋る格好となっている。



東証1部の騰落銘柄は、値上がり数、値下がり数が拮抗。セクターでは、建設、パルプ紙、輸送用機器、電力ガス、精密機器がしっかり。半面、空運、鉄鋼、化学、海運、非鉄金属が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、KDDI<9433>、ファナック<6954>、資生堂<4911>、TDK<6762>が軟調。一方で、トヨタ<7203>、ソフトバンクG<9984>が小じっかり。



参加者が限られていることもあり、東証1部の出来高は連日で10億株を下回る薄商いであり、その中で先物主導によって下押した格好であろう。騰落銘柄が拮抗している状況から、指数インパクトの大きい値がさ株の一角に仕掛け的な売りが出された格好とみられる。また、新型コロナウイルスへの警戒もあって、積極的な売買が手控えられているとの見方もされていた。



日経平均は25日線レベルまで下げてきており、まずは同線が支持線として機能するかを見極めたいところであろう。同線を下回ってくるようだと、直近で支持線として機能していた75日線レベルまでの調整も意識されてくる可能性があり、センチメントを悪化させる一因になりそうである。また、出来高の状況も見極める必要があるだろう。ここ3日間は米国市場の休場の影響があるとみられているが、祝日明け後の米国市場の動向に加えて、海外勢による資金流入が膨れることが見込まれる。



しかし、こういった状況の中でも出来高が膨れてこないようだと、今後本格化する決算を前に、薄商いの状況が続きやすい。そのため、先物主導のインデックス売買に振らされやすい状況になりやすく、物色としては材料性のある銘柄や中小型株に資金がシフトしやすいだろう。