11日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:今週は決算発表がピークを迎える

■前場の注目材料:日本製鉄、20/3営業損失 ▲4061億円、21/3未定

■花王など、新型コロナ感染抑制できるVHH抗体発見





■今週は決算発表がピークを迎える



11日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。8日の米国市場ではNYダウが455ドル高だった。米中が声明を発表し、ライトハイザーUSTR代表とムニューシン財務長官、中国の劉鶴副首相がパンデミック以降初めて貿易協議を開催したことを明らかにすると、米中関係の悪化懸念が後退し上昇して寄り付いた。引けにかけては、景気底入れへ期待感から上げ幅を一段と拡大した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の20210円。円相場は1ドル106円70銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや買い先行の展開が意識されそうである。ただし、先週末に500円を超える大幅な上昇で節目の2万円を回復した反動も意識されやすいところである。ショートは振りづらいだろうが、利益確定の流れも出てくるところであるほか、決算発表がピークを迎えることもあり、積極的な上値追いの流れは限られそうである。



また、ペンス米副大統領は自身の報道官の新型コロナウイルス陽性が8日に判明したことから、自主隔離に入ったと、事情に詳しい関係者が明らかにしたと伝えられている。閣僚の感染拡大が警戒されやすく、週明けの米国市場の動向を見極めたいとする模様眺めムードが強まる可能性がありそうだ。そのため、上値追いは限られそうだが、経済活動再開に向けた動きが意識されるなか、2万円処での底堅さが意識されやすいとみられる。



その他、決算については今期計画を開示しない企業が多いが、足元の状況から織り込まれている面もあるだろう。そのため、業績悪は織り込まれる中、決算発表後はアク抜け的な動きに向かう展開を意識した押し目拾いのスタンスに向かおう。VIX指数は30を下回ってきており、原油相場も2週連続で上昇するなど、出口戦略を意識した長期目線による物色の広がりがみられてこよう。





■日本製鉄、20/3営業損失 ▲4061億円、21/3未定



日本製鉄<5401>が発表した2020年3月期決算は、営業損失が4061.19億円の赤字(前の期は2651.11億円の黒字)だった。鉄鋼の需要低迷による生産・出荷量の減少や原料価格の高騰などが重荷となった。各地の製鉄所について多額の減損損失を計上したことも響き、最終赤字に転落した。21年3月期予想については「新型コロナウイルス感染拡大による影響の規模および期間が不透明な状況にあり、「未定」とした。





■前場の注目材料

・日経平均は上昇(20179.09、+504.32)

・NYダウは上昇(24331.32、+455.43)

・ナスダック総合指数は上昇(9121.32、+141.66)

・シカゴ日経225先物は上昇(20210、大阪比+70)

・1ドル106円80-90銭

・SOX指数は上昇(1775.61、+50.68)

・VIX指数は低下(27.98、-3.46)

・米原油先物は上昇(24.74、+1.19)

・日銀のETF購入

・新型コロナウイルス治療薬開発

・日米欧の大型財政出動

・株安局面での自社株買い

・7-9月期の業績回復期待





・エスペック<6859>環境試験も在宅対応、遠隔支援

・マツダ<7261>3000億円要請、長期化見据え手元資金確保

・イビデン<4062>中国に排気系部品の新工場、現地供給を確立

・大日印<7912>高精度マーカー開発、搬送位置の誤差1度以下

・住友化学<4005>鼻の呼気から新型コロナ判定、イスラエル社に開発資金

・三谷産業<8285>アビガン原薬、子会社で製造

・花王<4452>花王など、新型コロナ感染抑制できるVHH抗体発見





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(4月27日分)



<海外>

・特になし