18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:こう着ながらも日経平均は75日線突破を意識したセンチメントに

■前場の注目材料:NTT、20/3営業利益7.8%減 1兆5621億円、期初計画を若干上回って着地、今期は未定

■日機装、空間除菌消臭装置を増産、年10万台





■こう着ながらも日経平均は75日線突破を意識したセンチメントに



18日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が見込まれる。15日の米国市場では、NYダウが60ドルと小幅に上昇。米国政府が中国通信機器最大手ファーウェイへの制裁強化を発表するなど米中対立激化が懸念されたほか、4月小売売上高が過去最大の落ち込みとなったことを嫌気して、大きく下落して寄り付いた。



その後、5月のミシガン大消費者信頼感が予想外に改善したほか、NY州を始め経済活動の再開が一段と拡大される見通しとなり、緩やかに上昇に転じる展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の20020円。円相場は1ドル107円10銭台で推移している。



米国市場は引けにかけて切り返していたこともあり、若干ながらも買いが先行しそうである。ただし、新型コロナ感染拡大の行方や米中関係の緊張などが重石となりやすく、上値追いは慎重であろう。決算がピークを通過したことでアク抜けも意識されてくる可能性がありそうだが、日経平均の2万円処では強弱感が対立しやすい。



また、テクニカル面では日経平均は25日線が支持線として意識される一方で、75日線が上値抵抗として意識されている。両線は収束してきており、煮詰まり感が意識されてきている。抵抗支持線をどちらかにブレイクする局面においては、その方向に走りやすくなるため、方向性を見極めたいところでもあろう。



そういった点では、下は売り込みづらい面もある。先週末は日銀がETF買い入れを行ったことである。これまでは前引けのTOPIXの下落率が0.5%以上のタイミングとみられていたが、このときのTOPIXの下落率は0.32%だった。タイミングが見極めづらくなるとともに、短期筋は売り込みづらくなりそうである。今週は中国の全人代が控えているため、中国による政策期待も意識されやすい。



また、楽観視は出来ないとはいえ、新型コロナウイルスについては東京都の感染者は減少傾向にあるほか、大阪では感染者数がゼロとなるなど、経済活動の再開への期待が高まりやすく、押し目買い意欲も次第に強まる可能性がある。そのため、日経平均の2万円処での底堅さが意識されやすいだろう。75日線突破を意識したスタンスになりそうだ。





■NTT、20/3営業利益7.8%減 1兆5621億円、期初計画を若干上回って着地、今期は未定



NTT<9432>が発表した2020年3月期決算は、営業利益が前期比7.8%減の1兆5621億円だった。営業収益・当期利益は増収・増益、営業利益は減益。いずれも業績予想を上回り、計画を達成。新型コロナウイルスの終息時期・第二波の到来等は見通せず、影響額を合理的に算定できない状況のため今期は未定。





■前場の注目材料

・日経平均は上昇(20037.47、+122.69)

・NYダウは上昇(23685.42、+60.08)

・ナスダック総合指数は上昇(9014.56、+70.84)

・VIX指数は低下(31.89、-0.72)

・米原油先物は上昇(29.43、+1.87)

・日銀のETF購入

・新型コロナウイルス治療薬開発

・経済活動再開

・日米欧の大型財政出動

・株安局面での自社株買い

・7-9月期の業績回復期待





・トヨタ自<7203>来月も国内の生産調整継続

・みずほ<8411>日本IBMとシステム運用で協業

・川崎重<7012>「ビジネスアイディア創出制度」、若手から新事業提案続々

・NTT<9432>ITERと連携、光技術を核融合炉に活用

・ルネサス<6723>滋賀工場を閉鎖、従業員は配置転換

・双葉電子<6986>配線収納で破損防止、金型内計測システム

・日機装<6376>空間除菌消臭装置を増産、年10万台





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 1-3月期国内総生産(GDP)一次速報(前期比年率予想:-4.5%、10-12月期:-7.1%)



<海外>

・特になし