4日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。焦点の米雇用統計は底堅い内容が予想され、早期回復を期待した買いが入りやすい。ただ、明日からの米国市場の3連休を控え、株安が継続すればリスク回避的な円買いに押されそうだ。



前日の取引は米国株の急落でリスク許容度が低下し、安全通貨の買いが目立った。中国政府が保有する米国債の売却への観測や、米金融監視当局が一部のネット証券に調査に入ったとの報道がきっかけとなり、NY株式市場は売り優勢となった。ただ、この日発表された新規失業保険申請件数は前回を下回ったほか、ISM非製造業景況指数はほぼ変わらずの強い内容に。足元ではナスダックやS&Pの相次ぐ最高値更新で強気相場が続き、調整売りの出やすい地合いだった。本日アジア市場でも株安が続くものの、安全通貨買いは収束している。



この後の海外市場では米8月雇用統計が焦点となる。市場では非農業部門雇用者数が前月比+135.0万人(7月+176.3万人)、平均時給は前年比+4.4%(同+4.8%)、失業率は9.8%(同10.2%)と強弱まちまちの内容が予想される。このうち、失業率が10%を下回るかが1つの目安。また、雇用者数や賃金も予想を大きく下回らなければ回復期待のドル買いに振れやすいとみる。ただ、週明け7日は米国市場がレーバーデーに伴う休場となり、3連休前の調整が強まりやすい。今晩も株安が継続すれば円買いが見込まれ、ドルを下押ししそうだ。



【今日の欧米市場の予定】

・17:30 英・8月建設業PMI(予想:58.3、7月:58.1)

・21:30 米・8月非農業部門雇用者数(予想:+135.0万人、7月:+176.3万人)

・21:30 米・8月失業率(予想:9.8%、7月:10.2%)

・21:30 米・8月平均時給(前年比予想:+4.4%、7月:+4.8%)

・21:30 カナダ・8月失業率(予想:10.1%、7月:10.9%)