米労働省が発表した8月雇用統計で失業率は8.4%と、パンデミックで経済が封鎖した3月以降で初めて1桁台に低下した。非農業部門雇用者数は前月比+137.1万人と、伸びは7月+173.4万人から鈍化したものの、予想+135.0万人を上回った。平均時給は前月比+0.4%、前年比+4.7%と、それぞれの予想横ばい、+4.5%を上回る伸びとなった。不完全雇用率(U6)は14.2%と、7月16.5%から低下し3月来の低水準。労働参加率は61.7%と、7月61.4%から上昇した。



ただ、政府のセンサス絡みでの9月末までの一時雇用の増加が全体指数を押し上げたほか、航空各社が10月以降の大量の従業員解雇計画をすでに発表しており、雇用の増加基調が持続する可能性は少ない。



良好な結果を受けて米国債相場は下落。10年債利回りは0.63%から0.67%まで上昇した。ドル買いも強まり、ドル・円は106円15銭から106円48銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.1850ドルから1.1802ドルまで下落した。

【経済指標】

・米・8月失業率:8.4%(予想:9.8%、7月:10.2%)

・米・8月非農業部門雇用者数:前月比+137.1万人(予想:+135.0万人、7月:+173.4万人←+176.3万人)

・米・8月平均時給:前年比+4.7%(予想:+4.5%、7月:+4.7%←+4.8%)