17日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:新政権に対する期待感から引き続き押し目買い意欲は強い

■JR東日本、21/3業績予想 営業損失▲5000億円

■前場の注目材料:トヨタ、電通Gと新会社、デジタルマーケティング・DX





■新政権に対する期待感から引き続き押し目買い意欲は強い



17日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開が続きそうである。16日の米国市場ではNYダウが36ドル高となる一方でナスダックは下落。連邦公開市場委員会(FOMC)でのハト派姿勢を期待して、寄り付きから堅調に推移した。予想通り大規模緩和策を据え置き、スタッフ予測で市場予想よりも長い2023年末までゼロ金利を予想していることが明らかになると上げ幅を拡大。



しかし、パウエルFRB議長が会見で現行の資産購入規模が適切であるとし、「現行のガイダンスは極めて強力」との考えを示すと追加緩和期待が後退し、引けにかけては上げ幅を縮小した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比変わらずの23300円。円相場は1ドル104円90銭台と円高に振れて推移している。



米国市場の流れを受けてやや利食い優勢の展開となりそうだが、FOMC通過によるアク抜けのほか、新政権に対する期待感から引き続き押し目買い意欲は強いとみられる。また、米国ではハイテク株は利食いに押される一方でバリュー株への物色がみられている。NY原油先物相場の上昇を背景としたエネルギー株への物色がみられており、セクターローションの中で日本株へはバリュー株へのシフトにより底堅さが意識されそうだ。



また、日経平均は小動きではあるが5日線が支持線として機能しており、レンジ上限レベルでの煮詰まり感も意識されてきている。4連休前であることから上値追いは慎重になりやすいだろうが、新政権への期待から押し目買い意欲は強いと考えられる。また、大型株がこう着となるものの、中小型株へは個人主体の良好な需給による物色が続いている。調整が強まる局面においても調整一巡後の切り返しも早く、一気に需給が崩れる兆候はみられていない。そのため、全般こう着のなかにおいて、引き続き中小型株へ関心が集まりやすいだろう。



本日は日銀が金融政策決定会合後に政策運営方針を発表する。金融政策は現状維持を決める公算が大きいほか、菅政権との協調態勢などが注目点となりそうであり、より政策期待が高まりやすく、下値の堅さを意識させることになりそうである。





■JR東日本、21/3業績予想 営業損失▲5000億円



JR東日本<9020>は新型コロナウイルスの影響により、収入動向等が極めて不透明であることから未定としていた2021年3月期の業績予想を発表。売上高は前期比34.5%減の1兆9300億円、営業損益は5000億円の赤字に転落する。コンセンサス(2550億円程度の赤字)を下回る。





■前場の注目材料

・日経平均は上昇(23475.53、+20.64)

・シカゴ日経225先物は変わらず(23300、大阪比+0)

・NYダウは上昇(28032.38、+36.78)

・原油先物は上昇(40.16、+1.88)

・日銀のETF購入

・米経済対策効果への期待

・コロナ向けワクチン開発の進展





・トヨタ<7203>電通Gと新会社、デジタルマーケティング・DX

・任天堂<7974>スイッチ有料会員2600万人、「将来に向けて重要な基盤」

・ソニー<6758>ブラジル工場閉鎖、テレビ・音響・デジカメ撤退

・ブリヂストン<5108>仏タイヤ工場閉鎖、来年以降計画

・日立<6501>英原発撤退を発表、投資環境厳しく

・丸紅<8002>車タイヤ販売網拡充、ASEAN軸に店舗増

・クボタ<6326>微小流量の粉粒体制御、材料供給装置、高機能プラ製造工程向け

・JDI<6740>画面どこでも指紋認識、スマホ用センサー、タッチパネル兼用

・KDDI<9433>KDDIなど、医薬品・料理をドローン配送、都内で実証

・ナノキャリア<4571>PMDAと遺伝子治療薬で事前相談、年内にも第3相臨床

・第一三共<4568>ADCがん治療薬の第2相臨床開始、日米欧80人対象

・日本触媒<4114>ファンケルと化粧品素材を開発、抗ウイルス効果





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・日銀金融政策決定会合(最終日)



<海外>

・10:30 豪・8月失業率(予想:7.7%、7月:7.5%)

・10:30 豪・8月雇用者数増減(予想:-3.5万人、7月:+11.47万人)