24日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化せず

■理ビタミン、20/3下方修正 営業利益63.8億円←68.0億円

■前場の注目材料:丸紅、体表温・マスクの複数自動検知、丸紅・OKI・コニカミノルタが共同開発約





■指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化せず



24日の日本株市場は売り優勢ながらも底堅さが意識される相場展開が見込まれる。23日の米国市場はNYダウが525ドル安、ナスダックは330ポイント安と軟調な展開。良好な小売り決算や新型コロナウイルスワクチン実用化への期待感から上昇して寄り付いた。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が2日目となる下院特別委員会での証言でパンデミック危機からの回復が依然不透明だと懸念を再表明、投資家心理が悪化し下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の23080円。円相場は1ドル105円30銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り優勢の展開からのスタートとなろう。売り一巡後は23000円を支持線とした底堅さを見極める展開になりそうだが、米国ではハイテク株の下落が目立っており、リスクオフムードが強い。そのため、底堅さを見極めつつも、上値追いは慎重になりやすく、狭いレンジでのこう着感が強まりやすいだろう。もっとも、国内においては政策期待の高まりから政策に絡んだ銘柄等に資金が向かっており、需給状況は良好である。



また、米国ではハイテク株の売りなどクオリティ株からの資金流出が警戒されているが、流出した資金がこれまで売り越し基調にある日本株への比率を修正させる流れに向かう可能性もあるため、下値の堅さも意識されやすいところ。新型コロナに関しても日本は相対的に封じ込めに成功しているとみられているほか、経済活動の再開が本格化してきており、欧米と比べて先進国比での安心感はあるだろう。



また、マザーズ銘柄の強い値動きにみられるように、成長期待の大きい銘柄への資金流入が継続している。本日はトヨクモ<4058>がマザーズに上場するほか、まぐまぐ<4059>、グラフィコ<4930>がJASDAQに上場する。IPOの好調なスタートが確認されるようであれば、利食い資金が他の中小型株へ波及する格好にもなるため、より需給面での押し上げ効果も期待されるところである。そのため、菅政権によるスピード感のある政策が好印象を与えており、IT系企業など政策に関連する銘柄への物色意欲にもつながっており、指数がこう着の中においてもセンチメントは悪化しないだろう。





■理ビタミン、20/3下方修正 営業利益63.8億円←68.0億円



理ビタミン<4526>は2020年3月期の業績予想の修正を発表。売上高は970億円から829.7億円、営業利益は68億円から63.8億円に下方修正した。同社は20年3月期の決算の発表延期をめぐり海外子会社で発生した取引を詳しく調べるため、特別調査委員会を立ち上げると発表していたが、本日、特別調査委員会より調査報告書を受領したと発表。悪材料出尽くしとなるかが注目されるところ。





■前場の注目材料

・1ドル105円30-40銭

・原油先物は上昇(39.93、+0.13)

・日銀のETF購入

・米経済対策への期待

・コロナ向けワクチン開発の進展





・丸紅<8002>体表温・マスクの複数自動検知、丸紅・OKI・コニカミノルタが共同開発

・パナソニック<6752>航空機関連で100億円削減、赤字脱却へ

・三井物産<8031>博報堂とスマートシティーで連携

・日産自<7201>米で「ローグ」の生産開始、協働ロボなど導入

・パナソニック<6752>電子ルームミラーが日産「キックス」に採用

・NTN<6472>風力向け発電設備監視システム10倍に、異常検知でアジア開拓

・クボタ<6326>インドで多目的トラクター量産開始、農機合弁工場が稼働

・NTTデータ<9613>社員1万人情報共有、事業立ち上げ効率化

・KDDI<9433>サムスンとネットスライシング成功、5G効率運用

・太陽誘電<6976>河川監視システム実証、群馬大などと連携

・中村超硬<6166>ナノサイズゼオライト活用、使い捨てガウン開発

・大日住薬<4506>MRの医薬品説明にVR、KDDIと情報交換の基盤構築

・東洋紡<3101>高強力PE繊維改良、浮体式洋上風力発電向け

・カネカ<4118>ベトナムで医療用カテーテル生産能力3倍、海外展開強化





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月14-15日分)



<海外>

・特になし