■NY株式:NYダウ530ドル高、的を絞った財政支援策期待が浮上



米国株式相場は反発。ダウ平均は530.70ドル高の28303.46ドル、ナスダックは209.99ポイント高の11364.60ポイントで取引を終了した。新型コロナウイルスのワクチンや治療薬開発で一段の進展が好感されたほか、トランプ大統領が航空会社や中小企業など的を絞った追加財政支援を支持する意向を示し、期待感から上昇して寄り付いた。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でも将来の国債購入に柔軟性を持たせる方針が示唆され、終日堅調に推移。セクター別では特に自動車・自動車部品、運輸が上昇した。



製薬会社のイーライリリー(LLY)は新型コロナ抗体療法の緊急使用許可をFDAに申請したとの報道を好感し上昇。また、航空会社のユナイテッド(UAL)やジェットブルー(JBLU)は政府による支援期待再燃やJPモルガンの投資判断引き上げを受けてそれぞれ上昇した。動画配信のネットフリックス(NFLX)はアナリストの目標株価引き上げを受け上昇。衣料品のリーバイ・ストラウス(LEVI)はオンライン売上が52%増となるなど、予想を上回る決算を発表し上昇した。一方、下院議会が大手ハイテク企業に事業分割を提言し、ソーシャルネットワーキングのフェイスブック(FB)や検索大手グーグルを傘下に持つアルファベット(GOOGL)が伸び悩んだ。



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■NY為替:ドル・円は一時106円08銭、的を絞った米財政支援策への期待浮上



7日のニューヨーク外為市場でドル・円は、105円85銭まで弱含んだのち、106円08銭まで上昇して105円96銭で引けた。トランプ大統領が航空会社、中小企業など的を絞った財政支援策を支持する姿勢を示し、ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長が協議を再開したとの報道を受けて、ドル買いが優勢となった。



ユーロ・ドルは1.1782ドルまで上昇後、1.1758ドルまで下落して1.1765ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が大規模緩和の維持を強調したことから、上値は抑制された。ユーロ・円は124円85銭から124円61銭へ弱含んだ。ポンド・ドルは1.2846ドルまで下落後、1.2928ドルまで上昇。欧州連合(EU)との通商交渉で英国政府は、15日までの合意なければ交渉撤退を警告したためポンド売りが加速。その後、EUのバルニエ首席交渉官は英国との通商交渉が15日以降も継続することを見込んでいるとの見方を伝えたことから、ポンドの買い戻しが観測された。ドル・スイスは0.9160フランまで下落後、0.9177フランまで上昇した。





■NY原油:反落、利食い売りが増える



NY原油先物11月限は反落(NYMEX原油11月限終値:39.95 ↓0.72)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比-0.72ドルの1バレル=39.95ドルで取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは39.28ドル−40.35ドル。7日のアジア市場で40.35ドルまで買われたが、原油在庫増加の思惑や利食い売りが増えたことで、ニューヨーク市場の序盤にかけて39.28ドルまで反落した。その後は再び下げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では40ドルを挟んだ水準で推移した。





■主要米国企業の終値



銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)



バンクオブアメリカ(BAC)  24.88ドル   +0.51ドル(+2.09%)

モルガン・スタンレー(MS) 48.71ドル   +0.97ドル(+2.03%)

ゴールドマン・サックス(GS)203.60ドル  +2.51ドル(+1.25%)

インテル(INTC)        52.67ドル   +1.30ドル(+2.53%)

アップル(AAPL)        115.08ドル  +1.92ドル(+1.70%)

アルファベット(GOOG)    1460.29ドル +6.85ドル(+0.47%)

フェイスブック(FB)     258.12ドル  -0.54ドル(-0.21%)

キャタピラー(CAT)      154.77ドル  +3.24ドル(+2.14%)

アルコア(AA)         12.24ドル   +0.57ドル(+4.88%)

ウォルマート(WMT)      140.89ドル  +0.26ドル(+0.18%)