13日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。



■株式見通し:下値の堅さが意識される場面においては、押し目待ちの買いなども意識

■日産自、2Q営業損失▲1587億円、通期上方修正▲3400億円←▲4700億円

■前場の注目材料:日本製鉄、鉄鋼3社、高炉CO2削減目標超え、水素でコークス代替





■下値の堅さが意識される場面においては、押し目待ちの買いなども意識



13日の日本株市場は米株安の流れから売りが先行することになろうが、その後は底堅さが意識されよう。12日の米国市場ではNYダウが317ドル安だった。新型コロナウイルス感染者が連日急増、コロナによる入院患者数も2日連日過去最多にのぼり、景気回復に影響するとの懸念が高まった。シカゴ市長が市民に外出を控えるよう勧告を出すと引けにかけて下げ幅を広げる展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比80円安の25280円。円相場は1ドル105円10銭台で推移している。



シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行のスタートとなろう。ただし、日経平均は25000円をキープすることにより、引き続き同水準が支持線として意識されやすい。新型コロナウイルス感染症の拡大が重荷となろうが、急ピッチの上昇に対する過熱感が警戒されていたこともあり、上値追いが慎重となることは想定内。一方で下値の堅さが意識される場面においては、押し目待ちの買いなども意識されそうである。



また、オプションSQ値が下で決まる可能性があるため、これが寄り付き後の支持線として意識されやすいところであろう。また、本日は決算ピークとなるが、これで一巡することから来週以降は改めて業績内容を手掛かりとした見直しの流れも意識されやすいところである。また、物色についても新型コロナウイルス感染症の拡大により、マスク関連などコロナ感染の初期段階で手掛けられていた銘柄などへの物色もみられている。ピーク形成後は急騰部分が消滅している銘柄も多く、値ごろ感からも短期的な値幅取り妙味はありそうである。



そのほか、直近でバリュー株へのシフトがみられたが、コロナ感染拡大によって再びグロース優位の展開になりそうだ。中小型株においてもデジタル関連などは大きく調整をみせていたこともあり、仕切り直しのスタンスといったところ。日経平均は急ピッチの上昇に対する反動も大きくなりがちであるが、グローバル観点ではアウトパフォームしてきていることもあり、海外勢においてはウエートを引き上げておきたいところであるため、下値の堅さは意識されやすいだろう。VIX指数も低位で推移しており、リスクオフムードは高まらないとみておきたい。





■日産自、2Q営業損失▲1587億円、通期上方修正▲3400億円←▲4700億円



日産自<7201>が発表した第2四半期決算は営業損失が1587億円の赤字だった。コンセンサス(▲315億円)は上回っている。あわせて通期業績予想の修正を発表。営業損益は3400億円の赤字と、4700億円の赤字予想から上方修正した。今期の世界販売台数を16%減の416万5000台と、従来予想(412万5000台)から引き上げている。コンセンサスは3700億円程度の営業損失を予想していた。トヨタやホンダの回復が顕著だったこともあり、サプライズ感はないだろう。





■前場の注目材料

・日経平均は上昇(25520.88、+171.28)

・米長期金利は低下

・日銀のETF購入

・米経済対策への期待

・コロナ向けワクチン開発の進展





・日本製鉄<5401>鉄鋼3社、高炉CO2削減目標超え、水素でコークス代替

・ペプチドリーム<4587>富士通など4社とコロナ治療薬で新会社設立

・ブリヂストン<5108>執行体制を刷新、経営層3分の1に

・デンソー<6902>独・米社に出資、MaaS関連領域を強化

・伊藤忠<8001>サウジ廃棄物処理社に出資、高水準ニーズに着目

・NEC<6701>生体認証に自信、独航空会社が導入準備、社長講演

・ソニー<6758>「PS」新世代、「5」当日分は予約で完売

・日立<6501>ビル用IoT基盤開発、日本MSと協業

・KHネオケム<4189>設備大半に高度制御技術、オペレーター負荷軽減

・富士フイルム<4901>米社にiPS細胞技術、再生医療の産業・実用化促進

・日本触媒<4114>アイオーレッドフィルム光源、小規模ラインで製造

・アステラス薬<4503>2子会社を吸収合併、医療用医薬品など開発加速





☆前場のイベントスケジュール



<国内>

・特になし



<海外>

・特になし