米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(19日まで)は前週比8.9万件減の80.3万件と、予想88.0万件を下回った。3カ月ぶりの減少。また、失業保険継続受給者数(12日まで)は533.7万人と、前回550.7万人から増加予想に反して減少した。



同時刻に商務省が発表した11月個人所得は前月比−1.1%となった。下落率は10月から改善予想に反し、−0.6%から拡大。8月来で最低となった。個人消費支出(PCE)は前月比−0.4%と、パンデミックにより経済が封鎖された4月来のマイナスに落ち込み、予想-0.2%も下回った。連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指数として注視しているコアPCE価格指数は前年比+1.4%と、予想どおり10月分に一致。

11月耐久財受注速報値は前月比+0.9%と、伸びは10月+1.8%から鈍化も予想+0.6%を上回った。変動の激しい輸送用機を除いた耐久財受注速報値は前月比+0.4%と、10月

+1.9%から予想以上に鈍化しマイナスとなった4月来の低調な伸びにとどまった。国内総生産(GDP)の算出に用いられる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)の出荷は前月比+0.4%と、伸びは4月来で最低となり10−12月期のGDPの伸びを抑制する。



その後発表された10月FHFA住宅価格指数は前月比+1.5%と、伸びは過去最大を記録した9月+1.7%から鈍化したものの予想を上回り、住宅市場の強さが確認された。



失業保険申請者数の減少を好感し、ドル買いがいったん強まるが、低調な所得や支出の結果を嫌気したドル売りが再燃。ドル・円は103円60銭まで上昇後、103円45銭へ反落。ユーロ・ドルは1.2160ドルまで下落後、1.2190ドルまで上昇した。



【経済指標】

・米・先週分新規失業保険申請件数:80.3万件(予想:88.0万件、前回:89.2万件←88.5万件)

・米・失業保険継続受給者数:533.7万人(予想:556万人、前回:550.7万人←550.8万人)



・米・11月コアPCE価格指数:前年比+1.4%(予想:+1.4%、10月:+1.4%)

・米・11月個人所得:前月比−1.1%(予想:-0.3%、10月:−0.6%←-0.7%)

・米・11月個人消費支出:前月比−0.4%(予想:-0.2%、10月:+0.3%←+0.5%)



・米・11月耐久財受注速報値:前月比+0.9%(予想:+0.6%、10月:+1.8%←+1.3%)

・米・11月耐久財受注(輸送用機除く)速報値:前月比+0.4%(予想:+0.5%、10月:

+1.9%←+1.3%)

・米・11月製造業出荷・資本財(航空機を除く非国防)速報値:前月比+0.4%(予想:

+0.7%、10月:+2.6%←+2.4%)

・米・10月FHFA住宅価格指数:前月比+1.5%(予想:+0.6%、9月:+1.7%)